今回は秀吉と茶々のことが中心に描かれていました。秀吉は天下統一の後は、茶々の魔性に溺れて哀れなぼけ老人になったというのが定説ですが、今回はその一歩手前でした。しかし、茶々に二人目の子供(後の秀頼)が生まれたシーンでは、秀頼は秀吉の子ではないことが明確に表現されていました。
秀吉と言う男は生涯を通じて良く働いたのですが、上に登ることしか頭になかったので、天下人に上り詰めてからは、生き方が分からなくなり、朝鮮征伐(明への進出)を仕掛けるしかなかった。それが秀吉の運命を狂わせ、豊臣一族が滅亡への道を歩みだすことになったと解釈すべきでしょう。
似たような話は、ロシアのプーチンや中国の習近平にも当てはまります。人間は上り詰めてしまってはいけないのだと思います。まだ上があると思っているうちが一番いい仕事が出来るのかもしれません。私はそう思いました。
