先日のニュースで、アメリカ政府が為替の人為的操作を監視する対象国から日本を除外したという話が流れました。あれっ、今更何なの? と私は思いました。日本は昔からアメリカとは親密な関係にあるのに・・。そしたら日経新聞の解説記事に「あれは、日本がもはや為替の人為的な操作をしても影響は軽微だから監視する必要が無くなったとアメリカが判断したと言うことなのだ」と書いていました。
思わず苦笑いせずにはいられませんでした。ついに日本はここまで経済力が低下してしまったか。
私は以前からこういう事態になることを危惧していましたが、ついにアメリカ政府から印籠を渡された感があります。バブル経済崩壊で日本が失ったものが如何に大きいのか。それすら国民はあまり認識していないのが悲しい。

「白色矮星(はくしょくわいせい)」と言う星のことをご存じですか?
星は誕生して以来だんだん大きく膨張していきます。そして最大に膨れ上がった状態を赤色巨星といい、その後、燃えカスとなったものが白色矮星です。日本のバブル経済と言うのはいわば赤色巨星のようなもので、現在は白色矮星になってしまったかのようです。
「ものづくり大国」と自慢する割には、新しいものを作り出すわけでもなく、他国の下請け企業に成り下がっています。日本政府にはこの日本経済をどう立て直すつもりなのか? ちゃんと計画を示してほしい。