「電気代を稼ぐコンサート」のこと | 今、私が考えていること

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毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

あの東京芸大が、電気代の高騰からついにピアノを売却した。しかしそれで得たお金はたったの12万円にしかならなかった。全然足りない。電気代節約のために大学で練習する時間も絞られてはそもそも何のために芸大に来たのかわからない。ということで、芸大OBではないのに、かつて芸大を志望して入れなかった、さだまさし(東京芸大客員教授)が発起人となって「電気代を稼ぐコンサート」を開いたそうです。その収益金は750万円以上と、かなりの成果を挙げた。電気代の高騰は東京芸大だけではなく、その他の国立大学でも同じ事情なのだそうです。

 

そういえば、以前に政府は電気代の高騰を抑えるために元売りの電力会社に多額の資金援助をしたのではなかったのか? あの金はどうなったの? 大学が電気代や物価の高騰で思うような研究が出来なくなることは、将来の日本に大きく差し障ること。決して見過ごしてはいけない。

ただでさえ企業が研究開発をほとんどやらなくなっている現状を考えると、実に寒々としたものを感じる。

 

このままでは極東のちっぽけな島国の日本は、沈没して地球上から消えて無くなっても、世界中で誰も気づかないということになってしまう。