自民党が近々衆議院を解散して総選挙に打って出るのではないかという憶測が飛び交っています。これには野党だけではなく、与党の公明党まで戦々恐々としている。自民党は最近岸田総理の支持率が上がったので、選挙するなら今だ! と思っているらしい。多分、自民党による1党支配の復活、すなわち公明党との連立を解消するという悲願を果たすつもりなのか? それにしても、相変わらず選挙で勝つことが政治だと思っている情けない政治家ばかりだ。民主政治の基本は議会制民主主義である。ロシアのプーチンや中国の習近平のように1党独裁で、個人崇拝を強いるような専制政治は、20世紀に人類が犯した最大の罪であったはずなのに、なぜか近年、再び鎌首をもたげている。
政府は今そんなことしているヒマは無いはず。統一教会問題の決着、少子化対策、国防力強化、そして物価高対策など、いますぐやらなくてはならない問題が山積みだ。しかもこれから統一地方選もあると言うのに、なんで衆議院を解散して、莫大な費用を使ってまで総選挙をする必要があるのか!!!
中国やロシアの愚かさと変わらないぐらいの愚行である。5月のG7サミットの後が有力視されると言うが、われわれ国民は今政府が取り組んでいる統一教会問題の決着、少子化対策、国防力強化、そして物価高対策などが確実に実行に移されているかどうかをチェックしないといけない。言うだけ言って、あたかも一生懸命やっているように見せかけている様では、支持できない。私たちは、安倍元総理のアベノミクスで見事に裏切られたではないか。
