昨日の「どうする、家康」は武田信玄が主役でした。ひょろひょろした家康よりも、髭を生やした武田信玄の方が存在感が数段上。家康はおよそ武将には程遠い人物に描かれていた。演出の都合があるのだろうけど、大河ドラマの主人公に対しては、視聴者は何らかのカリスマ性を求めがち。この様なひょろひょろした人物では視聴者が幻滅して見なくなってしまいしそうな気がします。
そもそも歴史というのは何が真実なのかを判別するのは困難です。現代は映像が残っているからかなり正確な事実を確認できますが、昔は記録文書とか言い伝えしかない。こういうものは書いた人、あるいは書かせた人の意図が反映していて、話が誇張されていたり、曲げられていたり、酷いものは嘘の話が盛り込まれているようです。だから様々な解釈が存在する。今回の大河ドラマは、どういう意図を持って家康を描こうとしているのでしょう。少なくとも視聴率を稼ごうとしている風には見えませんけど。