円安の話題は尽きません。今日から値上げされた商品がいっぱいあるそうです。値上がりは困るけど、円安で一儲けしようと考える人も多いかもしれません。何を隠そうこの私自身がそうでした。
今回の円安は日米の金利差が拡大したことが理由なので、日銀が金融緩和策を継続する限りは、円安が続くものと見られていて、1ドル155円~160円までは行くのではないか?というのが専門家たちの意見でした。そこで私は試しにドル建ての外貨普通預金を始めました。既にこの時点で失敗だったのですが、本人は円安で儲かると期待していたので、なんのためらいもなくスマホでポチッと購入。
その晩遅くトイレに起きた際にスマホで為替レートをチェックしてびっくり、5円以上も円高に振れているではないですか! 眠気はふっ飛びましたよ。財務省・日銀による為替介入が実行されたのです。ガーン。以来、財務省・日銀は「予算は無尽蔵にある」と豪語しながら度々為替介入を行っており、何としても1ドル150円は超えさせまいと頑張り続けています。実はそのために使ったお金が6兆円以上だったと報じています。
日本政府は長期金利だけではなく、為替に関しても人為的に市場を操作しています。こんな状態で投資しても、市場のセオリーが全く通用しないので、私のような素人は手を出さない方がいいのです。結局、若干の損失を出して解約してしまいました。為替は親近感がありますが、実は株や債券に比べたらリスクがとても大きい。だから外貨建て金融商品は儲かりそうだからと言って安易に手を出さない方がいいと思います。
