今朝がたは1ドル140円だったのが今はロンドン市場で142円まで円安が進んでいます。1日で2円も動くのは明らかに異常です。アメリカが金利を引き上げると言う一方で、日銀はゼロ金利を維持する姿勢を変えないから、金利の低い日本の円を売って、金利の高いアメリカのドルに乗り換える動きが加速していく。「ミスター円」こと榊原英資氏は170円まで進むと言っています。
そうなると日本も物価高騰がそれこそ「異次元」の世界に突入していく。個人は買い物を切り詰めてやりくりするだろうが、企業、特にメーカーはそんな簡単なわけにはいかない。生産コストが上がり過ぎて利益が出なくなれば、当然赤字に陥るわけですから、倒産の危機に瀕してしまいます。
早ければ年末ごろにはそういう危機的な状況になるかもしれない。
先日、ネットの記事に「日銀が突然利上げに方針転換するのではないか」という予測があるという。にわかには信じられないけれど、もはやどうにもならなくなってしまった日本経済にとって、これは賭けです。ちむどんどん、やら、国葬の是非やらばかり騒いでいる場合ではないと思います。とりあえずお金は大事につかおう。
