20日の「ブラタモリ」は、新潟県糸魚川市からでした。
糸魚川と言えば、地理好きの私には「フォッサマグナ」が思い浮かびます。番組では地理、地質大好きのタモリの独断場でした。
ところで、私はこの番組を見ていて、フォッサマグナというものを誤解していたことに気づきました。下の図を見てもらえばわかるのですが、私が覚えていたフォッサマグナは、実は「糸魚川-静岡構造線」という大断層のことで、フォッサマグナというのは、その右側(地図では東側の緑色の部分)地域のことだったのです。
太古の昔に、ユーラシア大陸の東の端の部分が大陸から離れて日本列島になったのですが、その際に日本列島は真ん中で真っ二つに折れてしまい、折れた部分の深い溝は海のまま残ったのだそうです。その深さは約6000メートルもありましたが、その後、土砂が堆積したり、海底火山の噴火による噴出土によって溝が埋まり、陸地になった。更に地下のプレートの圧力で隆起して今の中部地方と関東地方の部分が形成されたそうです。だから、首都圏はもちろん、中部地方や富士山も皆、フォッサマグナの上にある。しかし問題なのは、このフォッサマグナでは、今も地下のプレートの活発な地殻変動や火山活動が続いていて、日本列島の中で最も危険の大きい地域だということ。そんなこと学校の先生は一つも説明してくれなかった。皆さんはご存じでしたか?
<フォッサマグナミュージアムHPより抜粋>



