季節を感じるということ | 今、私が考えていること

今、私が考えていること

毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

40歳を目前にしたある日、私が勤めていた会社が突然、経営破綻してしまいました。

子供たちはまだ小学生ばかりで3人いましたから。まるで客船のデッキから突然に大海原に突き落とされたぐらいのショックをうけました。

まるで大海原で溺れそうになりながら、毎日どうやって家族を養えばいいのかと悩み続けました。結局、一人の親友の手引きがあり、今の会社に転職することが出来たのです。その友人は命の恩人です。

その後、私は死に物狂いで働きました。いまは転職する人も珍しくないですが、その当時はまだマイナーな存在でした。要するに、プロパー社員とは露骨に差別されるのです。拾ってもらったのだから文句は言えません。だから働いて実績を出すしかないのです。

そんなこんなでしたから、以来私は季節の移ろいなど感じるいとまもなく。月日はどんどん過ぎて行きました。

気が付くと、3人の子供たちは大学を卒業し、社会人となり、やがて順番に結婚していきました。

 

いまは妻と二人の静かな日々です。

また再び季節を感じることが出来るようになりました。