ちょっと固い話ですみません | 今、私が考えていること

今、私が考えていること

毎日の出来事を、新聞やネット上の記事からピックアップして、私なりの意見などを書き綴ります。

5連休で時間が有り余るほどできたので、日ごろから疑問に思っていることを考えていました。

固い話で恐縮ですが、お時間があれば少しお付き合いください。

 

なぜ、日本は未だに景気が回復しないのか?

私は、私なりにいろいろ考えたのですが、物価か下がるデフレが収まり、物価が上昇するインフレになれば、企業の売り上げが増えて、利益が増えるから、賃金も増えて、結果的に消費が増える。それがまだ巡り巡って企業の売り上げが増加し、従業員の賃金も上がるので、更に消費が上向く、という良い循環が起きるはずなのです。少なくとも、私は大学ではそういうことを学んできました。日銀の黒田総裁が、物価上昇率2%達成を目標に、毎年異次元の金融緩和を唱えつづ゛けて早や10年近くになります。

しかし、未だにその成果はみられず、目標達成には程遠く、もう無理なのではないかという意見も出始めています。

 

なぜ日本は変わらないのか?

 

最近、「Japanification(日本化)」という言葉を目にしました。これは実に残念な言葉です。バブル経済崩壊後の失われた30年間の日本のような悲惨な経済状況に陥ることを意味するのだそうです。「日本のようになってはいけない」とEUでは必死になっていると聞くと、われわれ日本人はいったいどうなるのか?と、菅総理に正したくなる。

2020年オリンピックを契機に一気に挽回しようとしたのかもしれないが、新型コロナウィルスが蔓延したせいで、その目論見は外れてしまった。

 

こうなったら、若い世代の活躍に期待するしかないのだけれど、今の日本の若者たちは、物価が上がる、とか、賃金が上がる、という経験をしたことが無い。また、金利が1%以上になるとか、金利が上がるということも知らない。こんな世代が、やがて日本の中核を担うことになる。果たして、これで世界の競争に勝てるだろうか。

 

今すぐにでも、教育制度を抜本的に改革して、これからの世界で活躍できる人材を育成することに、国を挙げて取り組むべきだ。当然、受験制度も変えた方がいい。古い教育観念は捨て去り、もっと合理的な教育制度を立て、誰もが一線の勉強を学べるようにして、若い世代の向学心、向上心を高めたい。まずはそこから始めなくてはならないと思います。