NHK大河ドラマ「麒麟が来る」の前回の放送「月にのぼる者」が
あまりに衝撃的で、私はその後、いろいろと考えてしまいました
正親町天皇と明智道秀とが月を仰ぎながら交わした会話の内容
が中国の「桂男」の話で、それが「月にのぼる者」なのですが、
そもそもこの話自体私は知りませんでした
でも、このドラマの中でこの話を聞いていると
それはまさに、織田信長のことを言っているのは明らかです
月が美しいからといって、権力や武力に任せて
月にのぼってはいけない
月は遠くから眺めるものなのだ
という正親町天皇が言うのは、織田信長を諫めるため
だから正親町天皇は明智光秀に信長が月に上らぬように
よく見守っておけと命じたのでしょう
だとすると、本能寺の変というのは、今まで私が抱いていた印象とは
全く異なるものになります
私たちは、信長、秀吉、家康を戦国時代の三英傑として
日本史でも教えられてきましたが
本当に、信長は英雄なのか?
また、明智光秀は主君を裏切った謀反者として批難されるべきなのか
まだあと3回あるので、ますます興味津々です