アメリカ大統領選では、「民主主義が守られるかどうか」が
大きな問題だと言われていました
ちょっと聞くと、ピンと来ないかもしれませんが
要するに、トランプ氏が再選されたら
アメリカの民主主義は失われるということでした。
民主主義というのは、一般には良いことだとされていますが
実は世界中の国々で、民主主義を謳っている国は半分未満だそうです
意外ですね
実際、民主主義をちゃんと貫こうとすると
とても骨が折れます
いろんな人の意見を聞いて、それをまとめ上げていくのに
かなりの努力が必要になるからです
先日行われた、大阪都構想の住民投票などをみれば
その意味が良くわかります
5年越しの努力の末でも、大阪都構想への賛意を過半数集めることが
果たせませんでした
そうなると、民主主義でよい政治を行うには調整力と忍耐力が必要です
しかし、国民が貧困や差別などに苦しんでいる状態では、
いつまでたっても何も変わらない政治に耐えられなくなり
プッツン、してしまう人たちが増えてきてしまいます
そうなると、誰か、ズバズバと決めて実行する政治家が
現れるのを期待するようになる
トランプ大統領はそこにはまったのだと思う
最初、本人も疑心暗鬼だったようだが
いざ実際に大統領をやってみると
予想以上に国民が期待してくれることに気づいたのかもしれない
しかし、やはりやり方があまりに非常識だったし
差別などの分断を深める方向に向かってしまった
結局、国民によって引きずりおろされるような形で幕を引くのかもしれない