真野恵里菜コンサートツアー2011~ハタチの乙女 801DAYS~ | わすなつ日記

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~The summer we don't want to forget~

真野ちゃんのコンサートを見に行ってきました。
大阪公演の千秋楽です。
1週間ほど遅れましたが感想を書こうと思います。

昼間にももクロちゃんのイベントに寄り道して
メインイベントはこの夜のコンサートでした。

真野ちゃんの現場は去年の5月以来ですからほぼ1年ぶりか・・・
現場に行く気はあったんですが
なかなか真野ちゃんが地方に来てくれないというのもあり
いつの間にかこんなに時間が経っていました。

今回の舞台はZEPP OSAKA。
夢見る15歳のイベントで1度来たことがありました。
中へ入るとサイン入りのパネルが置いてあったのでパシャッと。

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そしてグッズを買おうと思ったのですが
1番欲しかった日替わり2L写真が売り切れ(ノ◇≦。)
あいたた・・・
もっと早く来るべきだったか。
「ももクロのイベントに行くような人はマノフレじゃないんだよ!ざっかりだよ!」
と真野ちゃんに言われたような気がしましたo(_ _*)o

会場の中に入ってみると赤、赤、赤。
当然のことながら赤いTシャツだらけです。
僕も真野ちゃんのTシャツではないんですが一応赤Tを着ていきました。
申し訳ないんですけどこの光景だけ見たら、なんか怪しい宗教の集会みたいなw

まぁアイドルってのは限りなく宗教に近いものなんでしょうね。
アイドルという教祖がいて、ヲタという信者がいる。
教祖の説法を聞き、信者はお布施を支払う。
更にぼったくりグッズを・・・ってこれは言い過ぎかw
頭の片隅でそんなことを思いながらも
何度も現場に足を運んでしまうのは僕も洗脳された信者だからなのでしょう。

しかしそんな信者の中で一際目立つヲタがいました。
僕の2列くらい前に、赤いTシャツじゃなく緑のTシャツを着ているヲタがいるんです。
彼の背中には何やら文字が書いてあります。

えぇと・・・なになに・・・
「鳴かぬなら 踊って唄おう 不如帰(ほととぎす)」

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なんだこのTシャツは。

・・・あれ?
どっかで見たなこのTシャツ・・・
しかもごく最近。3時間くらい前に見たような・・・







あっ!∑(゚Д゚)
あれだ!

ももクロの有安杏果ちゃんのヲタTシャツやないか!

ははーん・・・さてはおぬし、昼間ももクロのイベントに行っておったな・・・
そしてそのまま真野ちゃんのコンサに来おったな。
おい!裏切り者のマノフレがおるぞ!
ひっとらえろ!


・・・と一人でそんな事を考えていました。
これは真野ちゃんに失礼ですよ。
ももクロのイベントに行くのは構わないけど
そのTシャツを真野ちゃんの目に触れる場所で着るのはマナー違反ですね。

ってそんなことはどうでもいいんですw
早くコンサート本編の話に入らねば。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


この真野ちゃんのコンサートなんですけど、本当に素晴らしかったです。
もうコンサートに行ってから1週間ほど経つんですけど
あれからずっと真野ちゃんの事ばかり考えています。
真野ちゃんの曲ばかり聞いています。
そんなに引きずってしまうほど破壊力抜群のコンサートでした。
どこが良かったのかという部分をこれから書いていきたいと思います。


今回のセットリストは割と新曲が多めだったんです。
Love&Peace=パラダイスや世界はサマーパーティ等の定番曲をメドレーの中に組み込んで
その分空いた時間で初披露の曲を歌う。

ライトファンというか濃いマノフレに向けたコンサートだったように思います。
初披露曲といえば「ごめん、話したかっただけ」「ダレニモイワナイデ」。
そして「堕天使エリー」。
こういった曲を聞けた事が嬉しかったです。

やっぱり「ダレニモイワナイデ」かな。
これがとにかく凄かった。
あの真野ちゃんが醸し出す雰囲気が。

こうして真野ちゃんの歌を聞くのは1年ぶりになりますが
その間に真野ちゃんは大人になりました。
外見も綺麗になったし、髪型も前髪を分けるようになって印象も変わったし。
でもそれだけじゃなくて、もっと内面から出てくる美しさっていうのがありました。
そして美しさと共に出てくる、妖しさ。

真野ちゃんはもう魔性の女ですよ。
本人はまだまだ子供ですとか言ってますけど、もうやばいです。
やばすぎです。

あのれでぃぱんさぁみたいな猫手の振り付けがあって
そこからマイクスタンドを使ったパフォーマンスがあって。
そういう仕草の1つ1つがかわいくてセクシーすぎるのです。

そしてそういう仕草が自然に出来てるんです。
歌わされてるんじゃない。
完全に曲を自分の物にしている。

「ダレニモイワナイデ」は結構刺激の強い曲で
初めて聞いた時は真野ちゃんに何て曲を歌わせるんだよって思ったものですが
こうして聞いてるとある意味真野ちゃんにピッタリな曲として仕上がったように思います。

歌詞も刺激的で「時々エッチなサイトなんか見てる事 本当は知ってるよ」
なんていうのがあって。

これは男なら誰しもそうなんです。
本能的な物なんだからどうしようもない。
僕だってそりゃね。
なので後ろめたい気持ちが生まれてしまいます。

これを真野ちゃんに言われたらギクッとして
真野ちゃんの目を直視することができなくなります。
でもこれって真野ちゃんだからなのかな。

例えばスマイレージだって「男子がみんなエッチな事考えてる事 女子たちみんな知ってるよ」
なんていう歌詞を歌ってるわけじゃないですか。
スマイレージならいいと思うんですよ。

目の前で歌われても
「はっはっは、何を言ってるんだい。
そんな事考えてるわけないじゃないか(^ε^)♪」
と、ごまかす自信がありますw

でも真野ちゃんに目をまっすぐ見られて
「時々エッチなサイトなんか見てる事 本当は知ってるよ」と言われたら。
これはもう否定できませんよね。

真野ちゃんには全て見透かされるような気がする。
それが真野ちゃんの大人の魅力なんです。
マノフレはみんな真野ちゃんに手玉にとられるんです。

そんな「ダレニモイワナイデ」があって、次が堕天使エリー。
前もって何の歌を聴きたいかっていうのをマノフレが投票してたんですが
その結果アルバム曲の中で1位になったのがこの堕天使エリーでした。
真野ちゃんがその投票結果を発表した時のマノフレの喜びようといったらなかったです。
大歓声で万歳三唱までしちゃってw

真野ちゃんは呆れながら話してました。
「みなさんの気持ちは投票の結果からすごく伝わってきました。
 本当にみんな好きなんだなって思って(笑)」

これもダレニモイワナイデと同じく
真剣勝負のアレがウケてる所なんでしょうね。
コンサートでは新しく問題が出てました。
あのキングクエスチョンってデリ君なんですかね?
デリ君も大阪まで来てたんでしょうか。

この千秋楽では「何を言われてもすっぱいと答えてください」というフリがあって

キングクエスチョン「レモンは?」
真野ちゃん「すっぱい」

キングクエスチョン「グレープフルーツは?」
真野ちゃん「すっぱい」

キングクエスチョン「じゃあすっぱいの『す』を『お』に変えると?」
真野ちゃん「すっぱい」

真野ちゃん正解!
しかしそれはマノフレにとっては正解では無いんですね。
マノフレからは「え~~~!」とブーイングが。

真野ちゃん
「『えー』じゃない!
 もしかしてみなさんキングクエスチョンの手下ですか?」

というやりとりがありましたw
面白いコーナーでした。

ただ、面白いコーナーではあるんですがこの辺でギリギリかなっていう感じはします。
これ以上先に行ってはいけません。
東京公演では「フルーツポンチを逆さにすると?」
っていう問題が出たみたいなんですけど、それは品が無さすぎるのでNGです。
真野ちゃんにそんな事を聞いてはいけません。
なぞなぞにどれを選ぶかっていうのは難しい部分だと思います。


そしてこのコンサートでは真野ちゃんにはお馴染みのピアノコーナーもありました。
マノピアノ、ラララソソソ、乙女の祈りの3曲をピアノを弾きながら歌います。
こういう初期曲を聞くと当時と比べて上手くなった事がよくわかります。

当時は危なっかしい歌声でした。
余裕も全然無い感じで、1stコンサートツアーのDVDを見てるとわかるんですが
今にも泣きそうな顔をして歌っているんです。
そしてラララソソソの最後でピアノを間違って泣いてしまう姿もあって。

そこから格段に上手くなって今の真野ちゃんは余裕と自信にあふれた顔で歌っていました。
上手くなったというのもあるし、なんか歌声が穏やかになったんですよね。
聞いててすごく癒されます。
癒される感もありながら
またピアノを間違えてしまわないだろうかという心配もありながらw

マノピアノ、ラララソソソ、乙女の祈り。
どれも名曲ですね。KANさんはすごいなぁ・・・。
真野ちゃんに一番合ってる曲を作るのはKANさんなんです。
「ダレニモイワナイデ」もKANさんが作ったと聞いて
やっぱりこの人は天才だなと思ったものです。

それでまた真野ちゃんの歌声のかわいさっていうのがすごいんです。
歌自体も上手くなって
生でこれほど歌えるものなのかっていう衝撃があったんですが
それに加えて声のかわいさまで加わるわけですから
聞いてたら体がとろけてくるような感覚になります。

こうやって真野ちゃんの歌に惹かれるのは
声の良さに加えて「ソロアイドルだから」っていう理由もあると思うんです。

グループだとどうしても不自然になってしまう部分があります。
曲の中の歌詞っていうのはある一人の女の子を描いた詞が多いんですが
それを複数人で歌うと、どうしてもイメージが分散してしまうじゃないですか。
これは誰の歌なのか、誰に感情移入すればいいのかっていうのは
グループに常につきまとう課題でどうすることも出来ないんですけど。

しかし真野ちゃんはソロです。
真野ちゃんが歌詞に出てくる女の子とガッチリ結びつくゆえに
真野ちゃんの歌として聞くことができます。
結びつきすぎて嫌になるくらいに。

「ごめん、話したかっただけ」とかそうなんです。
真野ちゃんのかわいさが前面に出ていて良い曲だと思うし。
しかし真野ちゃんが歌詞の女の子と結びつきすぎているから
なんかこう・・・
真野ちゃんと彼氏のイチャイチャをリアルに見せつけられてるような・・・w

歌詞に出てくる真野ちゃんの彼氏に対して嫉妬に近い感情を持ってしまうんです。
あーやばいな・・・
馬鹿ですねw
ヲタこじらせるとこういう風になっちゃうのかなw


はい、もうそろそろコンサートも終盤。
ここで真野ちゃんが歌うのが新曲「My Days for You」です。



真野ちゃんがこの曲に込めた想いを話していたんですが

「普段活動している中で楽しい事もいっぱいあるけど辛い時も不安な時もあって。
 そんな時にはいつもみんなの笑顔や声援に励まされていて
 みんながいなかったら今の私はここに立っていられなかったんじゃないかと思います。
 私から大切なみなさんへの感謝の気持ちが詰まっている曲です」

この曲を聞いてて思うのは真野ちゃんの姿がそのまま出ている感じで
今の真野ちゃんにピッタリな曲です。
歌詞には真野ちゃんも関わっていて
色んなパターンの詞がある中で真野ちゃん自身が一番自然に想いを重ねられる詞を選んだそうです。

そうして出来あがった曲ですから感極まったんでしょうね。
歌ってる途中で真野ちゃんの目が段々潤んできて、最後のサビの部分で泣いてしまうんです。
真野ちゃんが歌えなくなってしまって。

そうなった時にマノフレがどうするかっていうと・・・
真野ちゃんのかわりに歌うんです。

なぜマノフレは歌うという手段を選ぶんだろう。
何か歓声があがるわけでもなく、真野ちゃんに頑張ってと声をかけるわけでもなく。
ただ真野ちゃんと一緒に歌う事を選ぶ。

真野ちゃんに伝えたい想いがあったのかな。
曲の中にこういう詞があります。

「信じる心に咲く花と思い出の花を集めたら
 あなたのために花束にして贈りたい
 いつも見ててくれてありがとう
 支えてくれていてありがとう」

これは真野ちゃんがマノフレに伝えたい想いなんです。
それと同時にマノフレが真野ちゃんに伝えたい想いでもあると思うんです。

真野ちゃんはみんなに支えられていると言いますが
マノフレも真野ちゃんに支えられているんです。
真野ちゃんからたくさんの笑顔や元気ももらっていて
真野ちゃんにとってのdaysはマノフレにとってのdaysでもあって。

それを真野ちゃんに伝えたくてマノフレは歌う事を選ぶのかな。
真野ちゃんの想いとマノフレの想いが重なったかけがえのない瞬間でした。

良いですねこういうの。
歌と歌と重なる瞬間がたまらなく好きです。

そしてラストをかざる曲が「まつげの先に君がいる」。

「泣かないつもりでいたのにどうして
 ほろほろり、、、 涙なの
 好きさと言われて 嬉しい はずでしょ?
 どうしてか 涙なのぼやけてく 見るすべて」

こうして歌い始めるんです。
この流れがあまりに綺麗で・・・。

真野ちゃんが好きで好きでどうしようもなくなる。
真野ちゃんが美しくて、芯の強さがあって、その中に触れたら壊れそうな脆さがあって。

とにかく最高のコンサートでした。
コンサートに来て良かったと心から思いました。

良かったなぁ・・・本当良かった。
真野ちゃんのこのコンサートを見れた事は僕の中でかけがえのない宝物になりました。
本当いうとコンサートに行くかどうかは迷ったんです。
このコンサートに行かなくても次の機会でもいいかなって。

最近色んなグループを見るのに忙しくて
真野ちゃんにまで手を伸ばせないかなって思ってたんですが
ある危機感を感じたんです。
最近の真野ちゃんの活動を見てて嫌な予感がしました。

もしかしたら真野ちゃんが歌を辞めてしまうんじゃないかと。

真野ちゃんの曲、DVD、写真集。
全ての作品に「days」という言葉がついていました。
この言葉の中に総決算、ここで一区切り、という
ニュアンスが含まれているように感じたんです。

もしかしたら今回が最後のコンサートになるんじゃないかという危惧があったんです。
今見ておかなければ次は無いかもしれない。
そう思うとチケットをとらずにはいられませんでした。

コンサートを見て改めて思うのは
こんな素晴らしいコンサートが出来る真野ちゃんには
ずっと歌を続けてほしいということ。
そして多くの人を感動させてほしいです。