今日見てきました。
原作は半年くらい前にはまって一気に麻雀編まで読んだんですが面白いですね。
人間の心の弱いところ、痛いところをどんどん突きまくる感じが病みつきになります。
映画化ということで、2時間の間に3つのゲームと地下編も入れる。
更に遠藤が女性になるのかいと少し心配な部分もあったんですが全然問題ありません。
素晴らしい出来でした。
多少ネタばれも入りますが感想を書きます。
とにかくみんな演技がすごい。
ジャンケンあたりはまだエンジンのかかり始めですが
鉄骨編あたりからどんどん引き込まれていきます。
あの鉄骨から落ちたら即死という緊張感がガンガン伝わってきて手に汗握りっぱなしでした。
ここで冴えないオッサンを演じる光石さんの演技が良いんです。
娘を思う気持ちに、こちらも泣きそうになります。
あと地下編のビールの部分ですね。
ここは映像化するなら特に入れてほしかった場面なので見ることができて良かったです。
最後のEカードなんですが
このラストゲームがまさに藤原竜也と香川照之の演技のぶつかり合いです。
血のついたカードがカイジの引っかけだと気づいてからの香川さんの演技。
そして最後に奴隷のカードをめくってからの藤原竜也の演技。
この二人がすごかったです。これはぜひ劇場で見るべきです。
そして天海さんですが、天海さんは結構人間味がある役になっています。
鉄骨渡りをする人を見て喜ぶ金持ち達を批判するシーン。
カイジに「ビールおごりなさいよ」というシーンもあって
こういう部分があるおかげでちょうどいい映画のバランスになっています。
この役がなければ本当に重い、重い映画になっていたでしょう。
中だるみすることもなくジェットコースターのような感じであっという間に
終わりを迎えた映画でした。面白かったです。
あっ、あと最後に吉高由里子も出ていました。
最近気になっている女優さんなので見れて得した気分になりました。