「ミヤネ屋」や読売テレビなど何の関係もない。私たちはこの問題の主題を「文春」だと思い込んでいたが、今回X氏の正体が判明したことで、ラスボスは中村弁護士だという写像が見えてきた。この「物語」は、中村弁護士の三年の時間性による壮大な深謀遠慮の「幾何」なのかも知れない。「文春」や「ミヤネ屋」、「読売」は一つの駒に過ぎずない。さすが、元検察。この国ではこの検察の周到な「物語」こそが唯一の真実となる。この勝負において、田代弁護士は先輩中村弁護士には太刀打ちできず、過去検察を追放されたように、弁護士業務からの撤退を迫られることになる。松本人志は「撒き餌」に過ぎず、ある意味気の毒なような気もするが、今までの自らの行いが招いた自業自得の結果であり、松本に何の「正義」もないことに変わりはない。