今回の東京都知事選は、小池氏蓮舫氏以外の立候補者は全て売名行為である。
それの一体何が悪いのか?

いや悪いよ、もちろん「売名」なんて良くないに決まっているじゃないか。
しかし、この国は良くも悪くも「売名民主主義」、政治であれ、経済であれ、「悪名は無名に勝る」が国是となっている。

この国のゲームは、「当選」すれば勝ち、「儲かれば」勝ち。それが絶対的価値軸であり、法のルールさえ遵守していれば良いということじゃないのか。もちろん、ゲーム中でもこうした不条理な事態が起これば、人としての「良識」が起動するのはむしろ健全だと言えるが、残念ながらこの国の人間に「良識」という言葉を使う資格などない。

ジャニーズ問題や松本人志問題で、「良識」が起動したか?全てを法に丸投げしたのではないか、いや法の決定さえ無視し、今もなお都合の悪いことに対して、目をそらしているのは決してマスコミメディアだけではない。

松本人志や木村拓哉、そして立花孝志にも。面と向かって何も言えないのであれば、「全裸ポスター」くらいで大騒ぎすべきではない。おとなしく黙ってろ。