私は児童ポルノも見ないし、盗撮動画も全く見ない。それは私が立派で理性的な人格者だからではなく、そんなもの見てしまうと絶対にハマってしまう。その自信はある。エロ動画で見るのはSMものが限界である。

 

それは別に自分を卑下しているわけでも、居直っているわけでもなく、それが日本人のデフォルトだからである。私たちのような反知性の人間は、人間の心理の特性や動向をいちいち分析したり、研究したりすることはしない。自分自身の内心に侵入していけば、その心的なメカニズムのアバウトな幾何は自ずと浮かんでくる。もちろん、私のような人間の場合、そのランクでいえばおそらく下位に位置するとは思うが、周りを見渡してもそんなにかけ離れた立派な人間とはお目にかかったことはない。

 

この性の問題は本当にやっかいだと思う。女性には理解できないかもしれないが、男性の腹の中の性的欲求など他者には絶対に見せることなどできない。少なくとも私にはこのような「性加害」経験者が全く異なる人種だと思えない。極論を言えば、全ての男性は、このような性的嗜好や願望を秘めている。それが日本人男性なのである。そんなことまで責められても、そうやって生まれてきたのだから仕方がない。

 

重要なのはそれを前提とした社会を構築することである。日本人は生半可な法やプロトコルでは統制が効かない。日本人は自己が存在せず、恥の文化で他者が見ていなければ日本人は暴走する。表向きは従順だが隠れて悪いことをするのは日本人の得意技である。それでも、いくら日本人男性の性的倫理のゲノムが劣っているとしても、これから先未来に向けて実現可能な合理的なプラットフォームの中で、経験学習していけば、100年先、200年先には、世界に胸の張れるネオ日本人男性になれる可能性は十分ある。それがエピゲノムである。

 

だからこそ、ジャニーズ問題や松本人志問題は、自らの問題として、未来の子どもたちの問題、そしてひいては日本人の未来ためにもきっちりと総括しなければならない。具体的にはジャニーズファンや松本人志ファンの思想哲学を今から変えることなどできない。彼らの存在を選別し、排除することで、子どもたちが性的に搾取されることがなく、安心して生活やコミュニケーションが図れる社会を築いていく必要がある。

 

それは決して抽象的な話ではなく、ジャニーズファンや松本人志ファンには心臓がない。一つ一つ潰していくしかない。松本人志や木村拓哉だけではなく、情報を隠し問題を隠蔽し、そして隠蔽アイドルを応援し推してきたジャニーズファンをそのアーカイブから抽出し、追い詰めて見つけ出す。まるで正義系ユーチューバーのようなホワイトハッカーの作業が必要になる。SNS上での女性や子どもたちに対する性加害者はその中に必ず潜んでいる。ジャニーズファンや松本人志ファンの選別は極めてシンプルである。ジャニーズを叩かない人間は全てジャニーズファンであると考えるのが最も合理的なのである。人類の性犯罪史上最も最悪と言われた子どもたちに対する性虐待を行った、ジャニー喜多川、そしてその事実を隠蔽し続けたジャニーズ事務所やジャニーズ古参タレントを応援し擁護するのは、それはもうジャニーズファンである。中立や無関心を装うのもジャニーズの性加害を容認しているということと同義である。

 

これは「戦争」である。日本人はこの戦争を通過しない限り、「日本版DBS」などに何の意味もない。ジャニー喜多川の性虐待に対して、声を上げない人間に、子どもたちの人権などと、偉そうな声をあげる資格などまったくない。日本という国、そして日本人は、少年アイドル、少女アイドル依存の児童ポルノが体の芯まで染み付いている。あらゆる形態の子どもポルノは人権侵害であるというのが国際社会における共通認識である。だが日本は、子どもを性的に描く漫画やアニメ、CG ...この国は子どもたちを性的対象とすることを許容しているのが現状である。つまり、クールジャパンなどと言いながら世界に児童ポルノアニメをばらまいているのが日本という国である。児童ポルノは日本人のアイデンティティそのものであり、どんな立派な紳士であろうと、教員であろうとそれと変わりがない。その認識がない限り子どもたちを救うことはできない。そして、この「戦争」で「人権」という概念を身につけて行くしかない。社会における共生というのは、この「戦争」の結果でしか生まれないのである。子どもたちの声をいくらヒアリングしても、その心の底は何も理解できず、子どもたちには何も伝わらない。自らが発音することで、子どもたちの発音が理解できるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の場合世界と大きく異なるのは「性加害」が、国民の大多数のマジョリティであることだ。ジャニーズ問題でも明白になったように、この国では、子どもや女性をフェティッシュな性的対象として見ることを許容している。この国のおもてなしやクールジャパンの基層にあるのは児童ポルノであり、少年少女ポルノであり、現在、SNSなど性被害においてメタ社やアップルというプラットフォームが問題になっているが、この国では日本そのものがプラットフォームになっている。性加害を許容し、隠蔽し続けるジャニーズ事務所関係者や所属タレントは、そのままスカトロ社に引き継がれて、一部のタレントは蜘蛛の子を散らすようにジャニーズの巣から逃げ出し、社会の影に隠れてしまった。そして、そうしたアイドルたちを応援するジャニーズファンは、教員や保育士だけではなく、警察司法にも、地域や家庭内にも生息する。マスコミメディアや企業スポンサーも、この巨大な「性加害」許容者には逆らうことはできない。