吉村氏が、

小池百合子になっちゃった

 

また、始まった。まるでポビドンヨードのデジャブだ。吉村氏は、新型コロナでは、「犯人」の特定を口腔まで追い詰め、さあこれから唾液から産生されるIgA抗体、そして腸管や腸内環境に突入すると思いきや、口腔内でいきなり味方であるはずの唾液を殺してしまった。「0歳児選挙権」における主題は2つある。一つは制度そのものが無意味で全く効果がない。そもそも若者が選挙に行かないのだから、若い親も行かない。それに、18歳未満の国民には選挙権が与えられていないのに、「0歳児選挙権」など論理的に矛盾している。

 

そして、もう一つは、「日本人」には、実現できないということだ。決して、憲法改正を伴うからという意味ではなく、今の「日本人」には何もできない。変えるべきは「制度」ではなく、その「日本人」の方なのである。同じ100年の時間性を費やすのであれば、エピゲノムを主題とすべき。それに、少子高齢化によって、投票全体に占める高齢者票が問題であれば、高齢者が「選挙権」を放棄する方が合理的であり、憲法改正など手続きは一切伴わない。つまり、「日本人」が本気でやろうと思えば次の選挙で実現できる。

 

ちなみに高齢者が「選挙権」を放棄すると同時に、60歳以下は「被選挙権」を放棄する。つまり、若者や未来世代のために、高齢者が奉仕するという立体的幾何を作ることが最適解なのである。

若い世代は政治などの道楽に目を奪われず、科学技術芸術、そして世界に通用するスポーツやエンタメに没入すべきである。

政治を志すのであれば、別に国会議員になる必要はまったく無い。

 

また、「日本人」の40代や50代には、世界の海千山千のリーダーたちと渡り合うのは無理である。同盟国であるバイデンやトランプだけじゃない、イスラエルのネタニヤフと対等な会談など無理に決まっている。決して難しい想像ではない。私自身、バイデンやトランプは脅威ではないが、ネタニヤフの鬼気迫る迫力を前にすれば、対等に向き合う自信はまったくない。

残念ながら、セロトニントランスポーターやドーパミンなど遺伝子において

世界の40代50代と「日本人」は、人間そのものがまったく無く異なる。ましてや北朝鮮ばりの「おもてなし」などという国家的思想統制により現代日本人のゲノムはもうフニャフニャである。

 

日本人の場合良くも悪くも「不安因子」を取り除くためには数十年の時間性が必要である。体験的には50年間、70〜75歳くらいが最適だと思う。私のような反知性で無能力な人間の場合、50年かけても不安因子を脱ぐ言う事はできないが、人間、「命の区切り」が見えたときに突発的にこの不安因子はきれいに無くなってしまう。その時初めて、人は正しいことができる。

 

つまり、「死中に活」というやつである。重要なのは、日本という国におけるリーダーのイメージを変えることだ。この国の40代50代は、あまりに煩悩が多すぎる。金銭や社会的地位や名誉だけではなく、50代でまだ、出会い系やパパ活、風俗、ジャニーズアイドルの推しなど決して珍しいことではない。若者や子どもたちはそういう大人をみて失望し、大志を抱くことができない。そして、退廃的カルチャーやカルト宗教に走り、やがて日本国内でラディカルな「正義」を標榜するホームグロウン・テロリズムが台頭することになる。

 

ジャニーズファンや松本人志擁護のエントロピーたちの存在は、「探鉱のカナリア」である。こうした存在は不可逆であり、もうどうすることもできない。彼ら彼女らにとってジャニーズというアイドルエンターテイメントは、生きる意味そのものであり、アイドル推しの「祈祷」をやめることは自らの「死」を意味する。オウムなどのカルト宗教と同じ構図である。オウム入信者一人一人を見れば、むしろ世俗の垢に塗れた人間的よりもずいぶんと高位な次元のように思えるが、集団になることにより「合成の誤謬」を起こしている。残念だが、ジャニーズファンやオウムなどの狂信的信者のマインドコントロールを解くことは困難である。

 

子どもたちに対する性的虐待に何の違和感を持たず、犯罪行為の隠蔽に加担してきたアイドルを平気で応援するジャニーズ世代を通した「0歳児選挙権」などあり得ない。吉村氏の主張はまったく真逆である。子どもたちの未来や人権を真剣に考えていないのは、決して高齢者世代ではなく、ジャニーズ世代である。やっかいなのは、