松本人志の猟奇的性行為は、一般的な「性加害」などと言う上品な話ではなく、ジャニー喜多川同様「スカトロジー」が欲望の基層にある。松本人志の性のベクトルは、SM/フェティシズムからのスカトロジー、ジャニー喜多川の場合は、少年愛/ショタコンからのスカトロジーにある。もちろんウンコやおしりを偏愛する性嗜好が決して「悪」ということではないが、後輩芸人にアテンドさせたり、キャスティングカウチやグルーミングで自らの性欲望を満たすなど決して許されることではない。ましてや、その対象が未成年の子どもであることの二重三重の「性被害」」の重大性を理解すべきである。おまけに、松本人志擁護やジャニーズファンの存在により、世界から見れば、日本という国は、男色、児童ポルノ、そしてスカトロジーが市民社会に普通に根づいている「変態国家」と見られている。何よりも、ジャニーズ事務所の新会社の社名が、スカトロのアナグラムになっていることには驚く。これは福田新社長の遊び心で、ジャニーズの根強いスカトロジーファンに対する暗号要素を巧みに表現した、そのコピーワークのセンスは秀逸だと思うが、スカトロ・エンターテイメントのアナグラムは、あまりにもインパクトが強すぎる。