人権問題を法的マターにすれば、こういう展開になるのは自明である。

被害者救済に全力を注ぐというのであれば、法律専門家等による救済委員会などではなく、ジャニーズ事務所、関係者、そして現役タレントによるヒューマンチェーンを構成し、全界面談を行うべきであった。東山氏が中心となり、被害者申告者の声に耳を傾け、一つ一つの申告に対して、「彼を知っているか、彼の言っていることは事実か」と確認を行う。歴代の生き証人であるジャニーズのタレントたちにはその虚偽は全てわかる。いくら優秀な第三者委員会を設立しても、「真実」に到達することはない。最後はジャニーズタレントの「人間の証明」に賭ける。ジャニーズタレントたちが、30年間の記憶のヒューマンチェーンを繋ぐことができれば、事実確認はもちろん、虚偽の被害申請はブロックできたはずだが、キムタクは沈黙を貫き、事実を隠蔽し、何事もなかったかのようにドラマに復帰する。