この国の民主主義は教科書の三権分立の理想は通用しない。議員や内閣の存在が、優秀な官僚が育たない最大の原因。

私たちの今までの失敗は、どうやらノンブルが間違っていたようだ。つまり、まず最初に選挙による得票で政権を争うというノンブルが間違っている。こんなものいつまで繰り返しても、平和にも平等にも到達しない。理想の実現は、いつもラストページだと思っていたが、実は1ページ目だったということ。子どもが最初に描いた幾何が最も理想的で最も合理的だったんだ。

 

「それぞれ全ての子供は芸術家だ。問題は、一度大人になってから、いかに芸術家のままであるかだ。」パブロ・ピカソ

 

子供の頃は誰しも創造性に溢れ、無目的に絵をかいたり、何かを作ったりすることに没頭したはずだ。しかし、大人になると、そういった何かを創る、ということが億劫になったり、下らないと思ったり、何かの利益を得るために邪念が入ったりと、子供の時のように軽やかに何かを生み出すことは出来なくなってくる。子どもたちは、決して選ばれた人ではなく、誰しもアーチストなのである。

 

まずは、国会議員を無効化する。つまり、選挙に行かないことだ。そうやって現実社会にオーバーレイする。もちろん、すぐに結果は出ない。投票率は50%からやがて固定支持層30%まで落ちる。裏金や悪法作りも全て没交渉で、勝手にやらせればいい。何を言っても無駄だ。この国の議員は、騒げば騒ぐほど「焼け太る」。

 

とにかく相手にしない。そうやって、「国会議員だけのいない世界」の解像度を高めていく。そうなれば、官僚たちの志気が高まる。官僚の暴走に対するチェックは、代議員や既存のマスコミメディアではなく、国民が直接行えばいい。議会など誰でもいつでもどこでも発議できる。そもそも、世界の平和を希求するなら、多極化ではなく、二極化による均衡が最も現実的であり、日本は独立幻想を捨てる。そもそもこの国は事実上独立しておらず、日本国憲法の上位法として日米安保条約があり、外国の基地が点在して、軍政、外政はホワイトハウスに委ねられている。だったら、アメリカでの選挙権、被選挙権を得るほうが合理的である。つまり、日本はアメリカに帰属することが最良の選択だと言える。

 

国連で日本が常任理事国になれないのは、アメリカの一票が増えるだけと言うのが世界の認識であり、事実その通りである。もちろん、人口の3割が日系が占めることなど、アメリカ側が簡単に受け入れるはずがない、そして最大の問題は日本の「天皇制」である。だが、それはこの国の天皇は「元首」ではなく、「象徴」だとする、日本人お得意のレトリックで組み立てることができれば、国力が低下しアメリカ側から吸収される前に対等合併を目指すことの方が国益にかない、合併により強固な「民主主義勢力」という一つの塊が構築され、NATOの存在も合わせて、ロシア、中国、北朝鮮などの「非民主主義勢力」との「平和的均衡」を図ることができる。何よりもこの国の国会議員もマスコミメディア、ジャーナリズムも、松本人志やジャニーズなどのジャパン・エンタメも確実に淘汰されることになる。

 

望ましいのは、アメリカという国名をユナイテッドステイツ〇〇の変更があれば、日本人からアメリカ人ではなく、「民主主義勢力」人として、世界は一つや地球人、グローバルパーソンなどの「セカイ系」や、核軍備や憲法改正で国が守れるとする「お花畑系」とは一線を画した理想現実的なオーバーレイのパブリックが誕生することになる。
このパブリックに特徴的なのは、具体的な方法論としてに構成的プロセスを有しているということである。そして、その主人公は子どもたちだ。世界中の子どもたちが、一斉にアーカイビングしていく。アメリカでも、フランスでも、イギリスでも、もちろん、ウクライナやパレスチナの子どもたちもアーカイブを行っていく。自分の考えを率直に表現し、それを記録していき、その記録されたノートは一枚の「台帳」としてブロックチェーンされることになる。


これからは選挙や試験などと云う、おかしな制度はすべてなくなり、AIにより個人のアーカイブは、トランスペアレンシーによりオープンなり、その人間が様々な場面で何を思い、そのことについて誰と会話し、具体的に行動を起こしたかというアーカイブにより、民衆がリーダーをマイニングするようになる。もちろん、日本という国が、「独立国」として、このままガラパゴスな「平和」を享受し続けることができればそれに越したことはない。だが、現世代の豊かさは、先の大戦での過去の世代の犠牲と未来の世代から借金を続けることで成立している。戦後の民主主義や男女平等は与えられたもので自ら勝ち取ったものではない。世界の女性の「参政権」は、女性の決死の戦いの結果誕生したものである。

 

世界中で、その世界に対してこんなに無関心な国は日本だけである。戦争やテロ、他国で起こっている凄惨な人権侵害について何の興味もない。ウクライナを支援すると言いながらロシア産のウニカニがやめられない。海外だけではなく、国内に目を向けても、ジャニー喜多川や松本人志による、数百人うぃ超える女性や子どもたちに対する人権侵害についても何の関心もなく、