東国原氏のようなAHO/層の私怨の議論など何の意味もない。AHO/層というのは地層学における「表層」を意味し、土壌層位(土層、Horizons)は、通常A層(表層、作土)、B層(下層、心土)、C層(基層)とその性質から3つまたは4つの層から成り立っており、松本人志やジャニー喜多川問題は、CHO/層である「フェティシズム」という基層を議論しなければならない。この国にはジャーナリストが決定的に不足している。大谷がNumber誌で結婚問題について、ロングインタビューを受けたのは、聞き手が石田雄太氏であったからである。石田氏は、あのイチローから絶大な信頼を得ているスポーツジャーナリストだ。松本人志問題を語るのは、お笑いや芸能問題に対して、芸術文化、人権や表現の自由の観点から、長年「細く」ジャーナリズム活動を展開してきた人間が議論しなければならない。つまり、東国原氏や橋下氏のようなテレビコメンテーターやテレビ弁護士らAHOの出番ではない。この国に真の警察やジャーナリズムが存在すれば、誰も文春などに駆け込まない。そして、私が性被害を受けたとしても、例え「ただ」であっても橋下徹弁護士事務所には依頼しない。