キムタクもそうだが、そもそも「表現者」が「沈黙」などあり得ない。一般人や売れない後輩芸人は対抗弁論の場がないにも関わらず、自分たちの小さなヴィークルを最大限活用して、必死で弁論を展開している。無関心な第三者は、文春の書いたもの勝ちなどの批判をするが、「表現」することが重要であって、この国で最も大きな「弁論」の場を持つ、松本人志やキムタクは「沈黙」を続ける時点で、もはや裁判の判決を待たずとも、すでにその報道にある内容を「自白」していると見るのが合理的である。ネットにおいては、松本人志や後輩芸人、そしてジャニーズタレントに対して誹謗中傷が繰り返される最大の要因は、本人の「沈黙」と同時に、マスコミメディアの「沈黙」あるいは「逃避」にある。事実に向き合うことをせず、タレント弁護士や吉本芸人らに「判決を見守る」を繰り返させ、ジャニーズ問題同様に事実に目を背けるマスコミメディアが最大の悪である。