松本人志の笑いで育ったテレビ番組制作者が、松本人志という「審査員」目線で番組を制作し、子供時代より松本の笑いで育った狂信的松っちゃんファンが大笑いする。まるで、ジャニーズファンを起点とした少年ポルノと全く同じ、お笑いポルノの支配構造である。N国党の立花氏は、松本人志よ、ユーチューバーになりなさい、立候補しなさいとエールを送るが、この際は、松本人志の表現の人生そのものを、終了させた方がいいと思う。この国は、もはやこんなことで笑っている場合ではない。それが例え女優志望の枕営業であろうと、取材のこない風采のない飲食店であろうと、それは発達段階の問題であり、松本人志の思想は、発達に問題のある人間や店に対しての尊厳を認めない。まるで「不良品」のように扱う。こうした膜が社会の隅々まで張り巡らされ、子どもたちは、発達障害や身体障害、人種、ジェンダーなど「異型」な対象をいじり嘲る。そして、それで笑いが起こればヒーローになる。