紀藤氏のような弁護士には、「加害者」の側ではなく、いかなる時も「被害者」の側の心象に寄り添って活動して欲しいものだ。
今回の告発女性だけではなく、性被害にあった女性たちの声は、こう訴えているはずである。

『フェティシズムは一人の人間から尊厳を奪うものであり、意思を持った一人の人間を、ただの性の玩具/モノとして、暴力の対象として、支配欲のはけ口として押し込め、人格あるいは尊厳を深く傷つける、そういった罪だと考えています。』

ジャニーズ問題や松本人志問題での吉本芸人らのコメントからは、この国のフェティシズムの想像以上の根深さが読み取れる。