台湾で頑張る中高年オジサンの徒然

台湾で頑張る中高年オジサンの徒然

天安門事件(1989年)には北京に駐在、その後、広州、北京、シンガポール、台北、上海と中華圏を30年間渡り歩き、2019年9月無事にサラリーマン定年退職。これを機に台湾台北で起業、第二の人生を奮闘中。中華圏ベテランオジサンの目線で見た日々について綴ります。

皆様方にはあまり馴染みがないであろう台北近郊の地図だが、つい最近淡水河の河口付近に淡江大橋が完成した。この大橋は淡水と八里を結ぶ片道1km弱の大型吊り橋だ。




旧大日本帝国が台湾島を統治する以前、1860年第二次阿片戦争での北京条約で清朝は天津などと共に淡水は開港された。


その後、淡水はベトナム(越南)を巡っての清仏戦争の影響も受けたが、列強国の英国・米国・フランスが交易を求めて茶葉・樟脳・砂糖の積出し港として発展した。


だが、此処は河底が浅く土砂が堆積されるに連れて大型船の入港には不向きとなり、大日本帝国統治後はその役割は基隆港と高雄港に移った。


今では風光明媚な観光地として有名な淡水だが、交通が不便であり何より逆側の八里の発展が遅れてしまった。その為に経済活性化の意味もありこの大橋を完成させたのだ。八里の少し先の桃園空港へのアクセスも良くなる。


正式開通日は5/12だが、この日一般市民への開放日で横断可能だと聞きランニング兼ねて早朝に行ってみた。ところが生憎イベントは午後からとの事で残念ながら、近くから眺めるだけとなった。




ところで、この大橋の特徴は『単塔式斜張橋(シングルタワー)方式』と言う建築構造だ。確かに中央部付近に主塔一本だけで扇状にケーブルで両サイドを吊っている。


これは世界的にも珍しく建築構造バランス上でかなりの橋梁技術を要するらしい。普通は2-3本の支柱で吊るのだが、1本だけだから台湾海峡(特に夕陽)が一望出来て景色が良い事請け合いだ。


正式開通後も車両バイクのみならず自転車や人の横断が無料で可能になるとの事。既に此処を横断するランニング大会も開催されたが日を改めて横断チャレンジをしてみたいと思う。