ドラゴンボールに登場するラディッツといえば主人公孫悟空の兄という衝撃的なカミングアウトした当日に亡くなってしまった残念なキャラだ。
だが当時の悟空たちの戦闘力と比較すると圧倒的に強く、悟空とピッコロというドリームタッグ相手に一歩も引かない強さを誇った。
ところでラディッツは何故地球にやってきたのだろうか?
確かに来た理由を述べているがこれは明らかに嘘だ。
何故ならベジータやナッパが居て苦戦しそうなレベルならば間違いなく悟空では足手まといだ。
それならばサイバイマンの方がよっぽど役に立つ。
以前サイバイマンについて考察した通りサイバイマンはどのような環境でも戦闘力1200の品質保証付きだ。
当時の悟空よりはるかに役に立つ。
悟空の戦闘力がラディッツ以上でなければ迎えにいく必要はないはずだ。
そもそも一人乗りの宇宙船1機でどうやって連れて帰るというのだ。
それとも悟空が乗ってきた宇宙船を直して使う予定だったのだろうか?
どちらにしても戦闘力という点で悟空が役に立たないことは明白であり、ラディッツの言は嘘である可能性が高い。
では本当の理由はなんだろう?
まずサイヤ人や弟だから仲間にしたいという考えは殆どないと思われる。
確かにナッパはラディッツを生き返らせるつもりだったようだし、多少の仲間意識はあるようだ。
ベジータは役に立たくなるとすぐに捨てる癖があるがそれまでは普通に接していたのだろう。
だが積極的に同胞を探すほど彼らに仲間意識があるようにも見えない。
普段つるんでいる3人だからある薄い仲間意識くらいだ。
その中でもラディッツは恐らくそこまで嫌われてはいなかっただろうが鬱陶しがられていた可能性は高い。
悟空たち相手に「ふたりのサイヤ人はさらに戦闘力が上」と自慢げに語ってるところをみると二人の戦闘力を笠に着て偉そうに吠えるチンピラ的な要素が見受けられるからだ。
正直二人としては嫌うほどではなくてもちょっと鬱陶しいと思ってしまうのも致し方ない。
そんなときにラディッツが「そういえば弟がいるんだ」くらいの事を話したのだろう。
ベジータとしては特に興味もなかったが片道1年、往復で2年くらいなら少し離れてもいいかなと思ったとしてもおかしくはない。
なのでしばらく距離を起きたい二人の思いがラディッツを地球に向かわせる理由となったのだ。
その結果ドラゴンボールの存在が宇宙規模で知れ渡ってしまうこととなるのだ。