陶芸作家の保立剛です。
日本伝統工芸展の締め切り間近ですが
仕事のついでに上野にある東京都美術館へ
20世紀を代表するアンリ・マティスの展覧会
日本では20年ぶりの展示だとか
「天才は多作である」の言葉通り絵画だけでなく彫刻、素描、版画そして
晩年は切り絵まで手掛けいます。
展示会場最後には
最晩年に没頭した南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂の4K画像が上映されていました。
彼の人生はこの為にあったのか?と思わせるような作品です。
アンリ・マティスは
1869年に生まれ1954年に84歳で生涯を閉じますが
そのころのヨーロッパは戦争の世紀とも言える時代
占領下にあったフランスで彼は何を思い制作を続けたのか?
そしてもし戦争がなかったら?
彼は従軍をしていないようですが、
同じような芸術家で戦争によってその志を断たれた者も多くいたのでしょう
戦争が続く今日、同じ芸術携わる一人として
考えることの多い一日となりました
人はなぜ戦争をするのか?
世界に平和が訪れますように‼︎