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 がん治療ができなくなる時はどんな時?

腰が痛くても膝が痛くてもガンの告知は急に告知されます。もしもご覧になられてるあなたががんと言われたら、そんな体の状態でもがん治療を行わないといけません。例えば、私を例にあげるとスキルス胃がんで胃を全摘しましたが、胃を全摘すると体重減少,カルシウム不足,ビタミンD不足などの症状があり 胃切除後は通常の方に比べると骨がもろくなり骨折などのリスクが大きくなります。また、女性であれば閉経などでのホルモンの変化や加齢の影響が加わってしまうと骨折など骨に関する障害はより進行していきます。また、私の胃がんの場合、スキルス胃がんは、進行性胃がんの為、他の臓器や骨などにも転移してる可能性も高く胃を全摘していても転移したがんが見つかればガン治療・抗がん剤治療などを受けたりしますが、抗がん剤治療での副作用などでも骨がもろくなってしまい、骨折などのリスクがあります。ですから転移が見つかった時にはより骨が破壊されてる可能性も高い中、もしもその時に骨折をしてもガン治療は続けていかなければなりませんが、骨折などをしてしまうと行動範囲がせばまり、徐々に体力が低下してしまい、ガン治療ができなくなる場合もあります

ではこのような時に骨折や骨や筋肉の治療を優先すべきか、それともガン治療を優先すればいいのかわからなくなりますが、どこに相談すれば、いいのかもわかりません。今回は3つのテーマにわけて紹介していきます

 

1,ガン治療ができる人、できない人の見分け方と基準

2,がんの治療を受けている中で骨に関する痛みが出てきたりするケース

3,整形外科が必要なガン治療の理解があり病院や医師に相談できるところを探す方法

 

 

1,ガン治療ができる人、できない人の見分け方と基準

「がん」の治療によって、骨・関節・筋肉・神経などの障害が起きて運動機能が低下した状態のことをがんロコモ ティブシンドロームと言い略して「がんロコモ」という言い方をしますがこの運動機能が低下した状態を細かく分類したグラフがあります

このグラフをご覧ください。

このグラフはパフォーマンスステータス・PSと呼ばれるグラフになりますが、がん患者さんの全身状態を日常生活動作のレベルに応じて0~4の5段階であらわした指標になります。抗癌剤治療ができるか、できないかの判断指標として作成されていますが、基本的には化学療法が行えるのはグレード0~2のがん患者さんになりグレード3と4の場合は、原則として抗がん剤治療は行われないことになっています。このように日常生活の動作がどこまでできるかを表しがんの治療方法はこのPSによって決定されています

 

ですから治療には体力も必要となり、抗がん剤治療の副作用・吐き気・嘔吐などを始め、通院ができるかなど、総合的にガン治療に耐えれる体力があるのかどうかが重要になります。

 

例えば、がん治療で抗がん剤治療が代表的ですが、抗がん剤治療などで体力の低下が著しく進行し、PS・パフォーマンスステータスがあまりに進んでしまいガン治療に耐えれる体力がない、体力的に困難とみなされた場合治療の対象とされなくなってしまうケースもあるようですが、患者の私たちからすれば、治療はしてほしいと願いますが、一つの基準があることは知っておいた方がいいと思います。

 

また、がんになると安静療養と言う生活になりがちになり、胃を全摘したり、抗がん剤治療では副作用もあり、食事もしっかり食べることができず、体力も落ち、安静にしているだけで運動機能は低下していきまので体力が低下し、できる治療ができなくなってしまう可能性があり、いかにがんの治療中であっても体力が落ちなように気よつけなければなりません。がん治療の場合、がんの治療がメインとなるため、体力の低下、骨がもろくなってることに気づかない人も多く、著しく脚力の低下などがでてしまうと病院の通院もできなくなるケースもあり、体力の低下は最小限にとどめることもガン治療と並行して気よつけなければなりません。

 

 

2,がんの治療を受けている中で骨に関する痛みが出てきたりするケース

 

腰が痛くても膝が痛くてもガンの告知は急に告知されます。そんな時、椎間板ヘルニア・変形関節症などで日常生活もしんどい状態の場合、がん治療をどしたらいいのか。ガン治療を優先し、治療を行っても膝や腰が痛くて歩けない、歩行困難になると病院に通院することが不可能になりさきほどのグラフで説明したパフォーマンスステータス・PSではガン治療に耐えれる体力がない、体力的に困難とみなされ治療の対象とされなくなってしまうケースになってしまう場合もあります。

また、その他にも、がんの治療を受けている中で骨に関する痛みが出てきたりするケースもあります

 

例えばスキル胃がんと診断されると、胃を全摘したりしますが、その3年後に他の臓器にも転移していることもありこのような場合抗がん剤治療をを開始しますが、

ホルモン剤やステロイドはよく使われます。がその副作用として長期使用すると骨がもろくなってしまいます。そうすることで骨粗しょう症を引き起こすことがあり、背骨がもろくなってしまって背骨の圧迫骨折を起こしてしまうケースもあり、そうなるとベッドでの安静時間が長くなったり抗がん剤の影響で足がしびれて歩けなくなってしまったりすることもあり、そうすることで徐々に運動機能が衰えてしまい、ガン治療に耐えれる体力がない、体力的に困難とみなされた場合の治療の対象外と判断されるされるケースもあります

 

 

がんの治療を受けている中で骨に関する痛みが出てきたりするケースを改善するために、2018年から日本整形外科学会が様々な取り組みを開始し、このように骨折などがおこった場合など、ガン治療を優先するのか、それとも長期にわたり治療を必要とする場合、体力の低下を防ぐために骨折を先に治療するのかを判断してくれたりしています。

最近では医学も進歩し、骨折、人工関節などの手術も短期間でおこなうことができ、ガン治療を行う前に手術するケースもあるようです

そういった整形外科的な悩み・がん治療の悩みを並行して考えてくれる病院、先生などを探すホームページもできています。どのように探せばいいのかご紹介していきます

 

 

ロコモONLINE

整形外科的な悩み・がん治療の悩みを並行して考えてくれる病院、先生などを探すホームページ ロコモONLINEと言うのがあります。最近では膝、腰などの痛みを抱えたままガン治療を行う患者も多くなり骨などの痛みから体力の低下も増え、整形外科もがん治療に積極的に関わってくるように変わってきました

このホームページ ロコモONLINEではあなたの街のドコモドクターと言うページでは、がんロコモ・骨・関節・筋肉・神経などの障害が起きて運動機能が低下した状態に詳しいがんロコモドクターを調べることができます。

県や市からも選べ、自分の自宅から近い病院や医師など調べることができますのでぜひ参考にしてみて下さい。

 

 

腰痛・椎間板ヘルニア・骨粗しょう症や変形性関節症などの骨に関する問題をがんになる前から、もともとの疾患がある方は多いですががんの告知は自分の環境や状況など関係なく急に告知されます。

がんになると骨に関する治療を後回しにし、がん治療に専念します。ガン治療に専念することにより、体力の低下には気づけなかったりします。体力の低下がひどくなると治療もうけれなくなることは解説しましたが、何といっても、がん治療の最終目標は、がんを治すことと、自分で歩き生活を続けることが大切だと思います。

 

 

 

 

 

 

スキルス胃がんの体験絵を紹介