【YouTubeとリンクした記事になります】

 胃を全摘して7年目はどうなるのか

約1年前に「胃を全摘して6年目はどうなのか」と言う題名で投稿させていただきましたが、1年前は正直、6年目も7年目もそんなに変わらないだろうと思ってスキルス胃がんになってからの6年間の苦労や悩みなどを紹介していましたが、実際は6年と7年、たかが1年、されど1年、いろんな事があったり、わかったり、初めての経験などいろいろとありました。胃を全摘して出てくる症状は個人差もあるかと思いますが、これはあくまでも私が胃を全摘して6年目から7年目に起こった出来事、症状を解説していますので参考になれば幸いです。

 

では今回紹介したいテーマは3つ

1,腹痛について

2,胃全摘後、1年間本気でスポーツジムで筋トレしたらどうなったか

3,退院後、初めての大きな貧血を経験したこと

 

この3つのテーマで解説していきますのでよかったら参考にしてみて下さい。

 

 

1,腹痛について

YouTubeやアメブロをしてるとコメントをいただきますが、やはり皆さん、食事関係の悩みなどが多いように思います。当たり前ですが私も退院して1年間はダンピング・腹痛・低糖状態などいろんな事に悩まされました。今でもあの1年間の苦しみは覚えています。今は、腹痛も1年に数回程度はありますが、術後のような苦しくて寝込むほどの腹痛はなくなりました。

よく皆さんのコメントでも、腹痛があり、どうしていますか とか 薬は使っていますか 吐き戻しはありますか などさまざまな皆さんからご質問を受けますが、胃を全摘して7年が経ち振り返って皆さんにアドバイスができるとすれば、どういう時に腹痛などの症状が出てるか覚えておき、それに対してどう対処したらいいのか覚えておくことが、先々腹痛予防になります

私の場合、1年目は寝込むほどの腹痛が何度もありました。痛すぎて寝込んで痛みが引いてくると安心感と疲れでそのまま寝てしまう事もたびたびありました。その時には痛い時は何も考えれませんが、痛みがひいた後、何故、腹痛が起こったかと言うのを考えていると、職場復帰してお昼時間の時間に追われて急いで食べた時、しっかり噛めていなかった時、寝不足だった時などいろいろありましたが、しっかり覚えているので今ではそういったリスクを最小限に減らし、腹痛予防をしています。結局のところ、病院で食事指導を受けた時に絶対に言われる「しっかり噛んで、時間をかけて食べて下さい」が基本だと思います。

 

 

2,1年間本気でスポーツジムで筋トレしたらどうなったか

 

スキルス胃がんで胃を全摘して6年目から7年目にかけてこの1年間は本気で筋トレを始めました。このチャンネルをご覧の方はご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、私の本職はメディカルトレーナーで筋肉と骨が専門で病気になってから西洋医学も勉強していますが、専門家が本気でプロテインを飲んで筋トレしてしたらどうなるのか、実際に試してみました。

約1年になりますが、言葉で表現するのは難しいですが、体がフワフワする感覚はなくなりました。筋トレを始めて一番びっくりしたのが、私は術後1年目くらいから足に急に力が抜けると言う症状があり、主治医に相談し、いろんな検査、薬を飲んでもいっこうによくならず、不安がありましたが、原因が足の脚力の低下が原因でした。私もこれにはびっくりしました。普段、自転車で通勤もし、週に1回バスケットボールもして脚力は人よりもある方だと思っていたので脚力ではないとおもっていましたが、スポーツジムのマシーンでふと、片足ずつ鍛えようとトレーニングをしたら、右はしっかり押せてるのに、左脚だけ鍛えようと踏ん張ると全く力が入りませんでした。答えは左足の脚力の低下でした。左足をしっかり鍛えたら自転車をこいでも両足でしっかりこげているのも実感できるようになりましたし、また、術後1年目くらいから出てた足に急に力が抜けると言う症状がなくなりました。脚力、筋力の低下は徐々に落ちていくだけに実感できないものだと改め思いました

また、私は自宅から職場まで自転車通勤をしていますが、筋トレを始めるまでは、体重の減少もあって信号待ちで自転車にまたがって止まってると前に大型トラックやダンプカーが通り過ぎると風圧でよろけてしまうくらいフワフワしていましたが、そのような症状はなくなり、しっかりと安定感が出てきました。

正直、1年間、本気で筋トレして成果が出なければやめようと思っていましたが、私にとってはストレス発散もできているので必要だと言うことがわかったのでこのまま続けていこうと思っています

ですから皆さんでも意味不明な症状があってもちょっとしたことで原因がわかったりするもので何かに新しくチャレンジすることで見つかる答があるのかもしれません。私は体験してそのように思いました。

 

 

3,退院後、初めての大きな貧血になったこと

私はスキルス胃がんで胃を全摘してから初めて貧血を経験してるので貧血初心者ですが、たまにめまい、ふらつきがあるもののこれが貧血かぁと思う程度でそんな大きな貧血になったことはありませんでした。

5年目から体内の貯めていた鉄分が枯渇し、貧血を起こすと聞いていましたが、6年目くらいまではそんなになかったので鉄分の薬を処方され飲んでいるのでこれからも大丈夫だろと思っていたら、半年ほど前に仕事中に机に座り仕事をしてると地震の横揺れの症状がでたので地震だ!と思い回りの物をみると全く揺れていない。揺れているのは私でした。あまりにも気持ち悪く机の上で座りながら苦しんでいましたが、一向によくならず、フラフラしながら寝込むと徐々に回復してきましたが、これが貧血かぁと7年目にして本当の貧血を体験しました。

 

今回は「胃を全摘して7年目はどうなのか」を解説してきましたが、この他にも初めて大腸カメラでポリープが見つかったことや7年目にしてやっと炭酸が飲めるようになりビールの350㎖が飲みほせるようになったことなど7年目でできた小さなできたや経験もありました。8年目はどうなるのかと思うと今の時点では想像できませんが、何かあるんでしょうね。スキルス胃がんで胃を全摘して7年ですが、7歳と言う歳も重ねました。年齢のしんどさなのか胃が無いことのしんどさなのか今のこのしんどさは何のしんどさなのかと毎日、自問自答しながら生活しています。

 

 

 

 

 

スキルス胃がんでの体験を動画に!