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「死」直前の走馬灯は本当なのか

ガンなどで余命宣告された方は1度は自分の死を考え、恐怖を感じた方もいらっしゃるかと思います

同様に私もスキルス胃がんが発覚し、医師からいきなり余命宣告を受けましたが、正直、その時はあまりにも突然の死の余命宣告にびっくりを通り越し頭が真っ白になり、しばらくしてから今までの自分の人生が走馬灯にように駆け巡り悲しさがこみあげてくると同時に、将来したかったことができないくやしさなどが後からこみあげてきました。

 

この走馬灯ですがよく交通事故で引かれた時に臨死体験をした時に今までの人生を一気に蘇ってくる走馬灯を見たなんて言う話もたまにテレビなどで聞きますが、その存在を示すのはあくまでも今までは生還した人の後日談を私たちが信じるしかありませんでした。

実際に本当かどうなのか、わかりません。私も臨死体験はしたことがないのでよくわかりません。

また当然ですが亡くなった人に走馬灯を見ましたか?と聞くことが不可能なだけに今まではこのような走馬灯に根拠はないと言われてきました。

 

それがこの度、この走馬灯というのが今まで科学的根拠がなく、体験談を信じるのみとなっていましたが、それがこの2023年に走馬灯の科学的根拠が発表されたのですが、どうやって調べたかと言うと人が死ぬ前に脳波計測をし、走馬灯は実際にあるといった研究内容の発表があったので紹介していきたいと思います。

 

では走馬灯を簡単に言葉にまとめて言うと

走馬灯とは過去の記憶が高速再生されている

がひとまとめに言った、走馬灯ですが、まずはこのグラフを見て頂きます。あとでこのグラフも詳しく解説していきます。

よく死ぬ前に走馬灯を観ると言いますが、死ぬ間際に走馬灯を見る時間とはどれくらいかと言うと、、グラフから見ると数十秒とも言われています

この走馬灯の時間は実際の時間と同じと考えると難しく、走馬灯は圧縮されて高速再生されるもので、実際に歩けば30分かかるものが夢の中では一瞬で終わってしまうようにこのグラフから見る数十秒と言うのはその人の体験してきた年数が20年なのかもしれませんし、30年なのかもしれませんし、この走馬灯は高速再生されるわけですから時間を測るのは難しいとされています。もしかしたら、たくさんの経験をした人はたくさん走馬灯を見れるのかもしれません。

 

では実際にこの走馬灯を実験したグラフから数値化、可視化して観ることができるので詳しく紹介していきます

ではどのように数値化、可視化したかと言うと、

人が死んでいく中で脳がどのように活動されてるかを知ることで走馬灯の科学的根拠をみつけることができた

と記されています。これが実際に使われた人が死ぬまでの脳波グラフですが

縦軸が周波数に対して横軸が人が死ぬまでの時間をあらわしているグラフになります

10560秒から最後の0、いわゆる死までの脳波データーになっています

 

 

 

このグラフをみて頂くと下が赤くなっていますが、これは昏睡状態を示すそうでこれは昏睡状態の特徴的な脳波でここではこういった脳波になるのが通常だそうです。

0を最終「死」と考え死ぬまでの時間の−500秒のところで生命維持装置を外した患者さんの脳波をグラフを数値化でしめしています

このデーターの患者さんは後に死を迎えたそうなのですが調べてるとあることに気ずいたそうでそれが

 

死ぬ直前に脳がある変化を起こす

0が死んだ状態になりますが、-300秒の時点で脳波が変わることがこのグラフでおわかりいただけるかと思います

 

赤の四角で囲ったところの死ぬ5分から6分前の脳波に細かい周波の異常が見られているのがわかるかと思います。この周波は意識がある人に刺激を与えるのと同じ周波・脳活動であったり、夢を見ている時に出る脳活動と同じだそうです。

 

死の直前は夢を見てる脳活動に近い

死を迎える3時間ほど前までは脳の活動は停止してても生命維持装置を外し、脳や体が酸欠状態になる頃から一転し脳が少し活性化され意識を生じたり、夢を見たりすることで激しい脳活動が起こることが研究結果でわかり、この人がなくなる5分から6分前に瞬間的に脳が活性化された時に走馬灯を見ていると科学的根拠として裏付けされました

 

死の直前は一瞬意識が戻る

そのほかにも興味深いのがこのデーターをみて死の直前は瞬間的に意識がある状態になっていることがこのデーターで数値化され死の直前、5分から6分前に瞬間的に脳が活性化されてますが、何故、死の直前に脳が活性化されるのかはまだ不明だそうですが、専門家の方の予測としては生命維持装置を外し、脳や体が酸欠状態になり体が本能的に働くものとも言われています

 

死ぬ直前に意識があると言うことは周りの音はキャッチできるのか?

データーの数値からの昏睡状態ではまず考えれないそうですが、私たちが日常、寝ているときに夢を見ます。その時に隣で大きな声が聞こえた時に夢に出てくる場合もあると考えれば、この死ぬ直前に意識が少しあると言うデーターが出ただけに人の声が聞こえるかもしれないと科学的根拠で可能性はあるとされました

 

ですから、亡くなる5分から6分前に瞬間的に脳が活性化されることがわかったので声をかけてみるともしかしたら届いてるのかもしれません。

 

状況は違いますが、私もスキルス胃がんで胃を全摘し手術が終え手術室からICUに移る時に嫁さんと母親の声が聞こえました。

嫁さんは母親に比べると少し低めで母親は声が高めなのですが、どちらの声がはっきり聞こえたかと言うと声が高い方、母親の声の方がはっきり聞こえました。たまに寝たきりの状態が続いてる患者さんが子供の声には反応するなんて聞きますが、声が高い方が脳に響くのかもしれません。

 

今回は「死」直前の走馬灯は本当なのか 人が死ぬ直前の走馬灯が数値され科学的根拠で証明されたことについて紹介してきました。

そもそも走馬灯とは伝統的な日本の照明器具の灯籠の一種だそうです。この灯籠の中にある影絵が回る様子が自分の人生をまるで表現しているように見えるため、現代では過去の良かった記憶や思い出などを表現するときに走馬灯が使われるようになったそうです。今後この先、このような研究が進むと亡くなるどれくらい前にどれくらいの声量でどのタイミングで声をかければ最後の言葉が届くのかなどがわかってくるようになるのかも知れません。それがいいのか、悪いのかは私にはわかりませんが。

 

YouTubeで私が体験したスキルス胃がんを紹介