VIVANTの隠し球が示す未来とは?真相に迫る3つの重要考察 | tsutuiのブログ

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日曜劇場『VIVANT』第2シーズンの第16話をリアルタイムで視聴していて、思わず画面の背景に釘付けになってしまった人は多いのではないでしょうか。野崎と元部下の緊迫した対話が行われているその真後ろで、なんとも妙な野球の試合が繰り広げられていたからです。


気になってネットの反応や関連情報を色々と調べてみたところ、あの不自然極まりない「隠し球」のプレーには、単なる背景描写にとどまらない深い意味が隠されているのではないかと大いに盛り上がっていました。


今回は、なぜあのシリアスな場面であのような草野球シーンが流れたのか、ロケ地や出演者の公式発表、そして今後の物語を左右するいくつかの考察について探った結果をまとめました。


第16話の緊迫した密会シーンと謎の草野球


話題となっているのは、阿部寛さん演じる公安の野崎が、高橋光臣さん演じるかつての部下・張競士と野球場で密会する回想シーンです。


この場面は、野崎が堺雅人さん演じる別の部下・劉銘軒を失い、失意の中で北京から帰国した5年前の出来事として描かれています。周囲に高いビルがなく、人目につかないガランとした球場は、逃亡中の張競士にとって身を隠すのに最適な場所でした。


ここで張競士は、自身が実は二重スパイであったこと、そして自殺したはずの核融合研究者エリシャ・ママドフが中国の国家スパイ組織「シンシー」の手によって生存していることなど、極めて重要な国家機密を野崎に明かします。


しかし、そんな重大な対話の背後で、野球ファンなら二度見してしまうような「とんでもない試合」が展開されていました。


野球ファンも思わずツッコんだ奇妙な珍プレーの数々


背景で行われていた試合には、明らかに不自然な点や珍プレーがいくつも散りばめられていました。


もっとも注目されたのが、タイトルにもなっている「隠し玉(隠し球)」のプレーです。ランナーが1塁にいる場面で投手が牽制球を投げますが、判定はセーフになります。しかしその直後、一塁手が投手にボールを返球したフリをします。投手にボールが戻ったと安心したランナーが不用意にベースを離れた瞬間、一塁手がボールを持った手でタッチしてアウトにしてしまいました。プロやアマチュアの試合でも滅多に見られない騙し討ちのようなプレーです。


さらに、その後のプレーでも奇妙な描写が続きます。



  • 3塁にランナーがいるチャンスの場面で、打者がライト方向へポップフライを打ち上げます。

  • ライトの守備位置にいた選手は、なぜか落下点に向かって前進しながら、バンザイのような不自然な体勢のまま落球(後逸)してしまいました。

  • この落球の瞬間、1塁塁審はやる気なさそうに両手を広げて「ノーキャッチ」のジェスチャーをします。

  • そもそもグラウンド上に守備側の選手が5人程度しか見当たらず、落球した瞬間に一塁手がなぜか2塁カバーに向かって猛ダッシュするなど、守備位置もめちゃくちゃでした。

  • 攻撃側であるはずの3塁側ベンチを見ても、選手が4人ほどしか座っていません。


野崎と張競士の二人は落球に気づく様子もなく真剣な会話を続けていましたが、背景があまりにもカオスなため、手前の対話が頭に入ってこないとツッコミを入れる視聴者が続出しました。


判明したロケ地と撮影に協力した意外なプロ球団


「漂っている空気が草野球のレベルではない」「ユニフォームに見覚えがある」といった野球ファンの鋭い指摘から、放送後にロケ地や出演者の「答え合わせ」が次々と判明しました。


このシーンの撮影が行われたのは、埼玉県上尾市にある「上尾市民球場(命名権による通称:UDトラックス上尾スタジアム)」です。普段はプロ野球のイースタン・リーグ公式戦や高校野球、さらには地元の独立リーグの試合などで親しまれている本格的な硬式野球場でした。


ちなみに、球場に行く直前に二人が再会した横断歩道は、東京都港区にある「芝商業高校交差点」付近で撮影された模様です。


そして、あの不自然な珍プレーを全力で演じていたのは、なんと本物のプロ野球選手たちでした。



  • 独立リーグのルートインBCリーグに所属する「埼玉武蔵ヒートベアーズ」

  • 同じくBCリーグの「栃木ゴールデンブレーブス」


この2球団の選手たちが実際の撮影に参加していたことが、放送直後の公式SNSや栃木ゴールデンブレーブスを運営する企業の公式サイトにて正式に報告されています。


実力のあるプロの選手たちが、わざわざあのような大真面目な珍プレーを完璧に再現していたのです。そう考えると、この背景描写は決して偶然や適当な演出ではなく、何らかの意図を持った監督や脚本家の「仕掛け」である可能性が極めて高いと思われます。


考察1:野崎や乃木が仕掛ける「最後の反撃」


ここからは、この野球の演出が『VIVANT』の物語において何を暗示しているのか、多くのファンが注目している重要な3つの考察を紹介します。


1つ目は、公安の野崎や別班の乃木たちが、今後の展開で敵対勢力を欺くための「隠し玉」を用意しているという説です。


本作は、誰が味方で誰が敵なのかが目まぐるしく変わる、高度な情報戦と騙し合いがテーマになっています。今回の回想シーンは、中国の「シンシー」や樊林杏が、バルカのテロ組織「テント」の情報を躍起になって追っているという事実が明かされた極めて重大な場面でした。


この先の展開で、野崎や乃木が相手の裏をかくような「未発表の協力者」や「想定外の二重スパイ」といった決定的な切り札(隠し玉)を繰り出し、形勢を一気に逆転させる伏線なのではないかと囁かれています。


考察2:二重スパイの告白と重なる「騙し討ち」の警告


2つ目の考察は、情報戦の過酷さと、裏切りに対する強烈な警告としての比喩表現であるという見方です。


手前で話している張競士は、自身が「実は二重スパイだった」と告白しています。その真後ろで、牽制セーフに安心したランナーが「味方だと思っていた一塁手」のボール返球のフリにまんまと騙され、離塁した瞬間にタッチアウトになる描写が重なります。


これはまさに、「油断した瞬間に、すぐ近くにいる者から騙し討ちに遭う」というスパイの世界の厳しさを体現しているように見えます。


個人的には、この「完全に安心させてから仕留める」という隠し玉の性質そのものが、今後のストーリーにおける誰かの致命的な裏切りを予兆しているような気がしてなりません。


考察3:死んだはずの研究者という存在そのものが「隠し玉」


最後となる3つ目の考察は、この対話の中で語られた「ある人物」の生存状況そのものを指しているという説です。


この密会で野崎が張競士から得た最大の収穫は、自殺したとされていた核融合研究者のエリシャ・ママドフが、実は生存しておりシンシーの手中にあるという情報でした。


核融合技術の一国独占は世界を揺るがす大きな脅威です。死んだはずの天才研究者が生きており、自分たちのコントロール下にあるという事実は、シンシー側が国際社会や他の勢力に対して隠し持っている外交・技術上の極めて強力な「隠し玉」そのものである、という見方も非常に説得力があります。


天才研究者をめぐる水面下の争いが、この背景のプレーと静かにリンクしているのかもしれません。


まとめ:細部へのこだわりが引き出す物語の深み


『VIVANT』第16話で描かれた、一見するとシュールな野球シーン。しかし、ロケ地の選定からプロ球団の協力、および不自然なほど意図的に配置された珍プレーの数々を整理していくと、そこには物語と複雑に絡み合うメッセージが込められていることがうかがえます。


ただの背景として流し見してしまいそうな部分に、これほどまでの仕掛けを用意する制作陣のこだわりには本当に脱帽します。


今後、野崎や乃木たちがどのような「隠し玉」を放ち、シンシーや周囲の勢力とどのような騙し合いを演じることになるのか、次回の放送がますます楽しみになるばかりです。