《新春美術館巡り》「稲叢(いなむら)ぼっち」に出会う@根津美術館〜 | 包み結び 櫻撫子のブログ

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新春から美術館巡りを楽しんでおります。

 

まずは、先日お伺いした根津美術館では、「繍い(ぬい)と織(おり)」を鑑賞。

 

素晴らしい展示でしたが、展示会よりも面白いものを発見❣️

 

〜繍と織@根津美術館〜

 

展示では、素晴らしい日本の染色の世界を堪能したのですが…

 

私の興味を引いたものは、お外のお庭にございました〜❣️

 

〜稲叢(いなむら)ぼっち〜

 

 

〜初春の日本庭園〜

 

初春の日本庭園では、万両の赤い実だけが華やかでしたが、

 

他の花々はまだ咲いていなくて殺風景で寂いしい感じでございました。

 

しかし、私の興味を引いたのは、そこらかしこに飾られた藁細工❣️

 

これは何?と、思い切って美術館の方にお伺いしてみました。

 

これは「稲叢ぼっち」と呼ばれる冬のお庭の装飾品だとか…

 

〜稲叢(いなむら)ぼっち 梅と松〜

 

左が梅で右が松の意匠だとか…

 

稲叢ぼっちとは、もともと、五穀豊穣に感謝して作られたもの。

 

現在では寂しい冬の庭の彩りとして置かれるもので、

 

期間は12月〜3月のお彼岸くらいまでとか…

 

(以上、根津美術館からのご説明)

 

思わず、左の梅の意匠の結びや、黒い縄の結びに目がいってしまいます💦

 

もともと藁を傘状に編んだものを「わらぼっち」などと呼んでいるそうです。

 

本来は、脱穀が終わった稲藁を保存する為にまとめて積み上げたもののこと。

 

寒牡丹などの植物を霜や雪から守る為に稲藁を

 

合掌作りの屋根のようなにかぶせたりしますが、

 

その稲わらを積み上げた風景を庭に引用したものだそうです。

 

私も最初は、何かの植物を冬の寒さから守っているのかと思いましたが、

 

こちらの稲叢ぼっちは、単なる装飾品だそうでございます

 

〜玉砂利の中の稲叢ぼっち〜

 

根津美術館の入り口に入ったところの玉砂利の所にもありました。

 

冬の殺風景な庭を彩る為に「稲藁ぼっち」を考えた先人に拍手👏

 

美術展を見ながら、お庭の「稲叢ぼっち」巡りもオススメでございますよ💕

 

 

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