本日は、仲秋の名月。
先日の「お月見」の室礼のお稽古からのご報告です。
〜十五夜のお月見の室礼〜
盆果 芒、竜胆(リンドウ)、桔梗、河原撫子、吾亦紅(ワレモコウ)
里芋、梨、月見団子
盛り器 花器、盆、懐紙
仲秋の名月とは、旧暦の8月15日の十五夜(満月)のこと。
元々は、中国から伝わった観月の行事ですが…
長い時を経て、いろいろな要素が加わって、
現在では、秋の収穫を感謝する感謝祭の意味も含まれています。
仲秋の名月は、芋名月とも呼ばれ、里芋などの芋類の収穫を感謝する感謝祭。
〜盛り物〜
という事で、芋名月にちなんで、里芋を供えました。
月見団子は十五夜の「五」に因んで、5個。
実は、ここまで来るまでは紆余曲折ございまして…
最初の画像はこちら↓
〜ボツになった最初の盛り物〜
「お団子と里芋・梨がバラバラになっている」とのお師匠様からのご指摘でした。
いろいろ試行錯誤の上、お盆に全てのものを盛り、
統一感を持たせました。
〜修正後の左手からの画像〜
なるほど💡でございます。
さて、ここからは、私が講師を務める室礼講座のご報告です。
〜企業研修の室礼講座〜
この4月から、私が講師を務める、さる企業様の室礼講座。
今回は、十五夜と十三夜のお月見がテーマです。
材料は、ほとんど先方でご用意頂いておりますが、
自然豊かなところなので、素晴らしい材料がたくさん❣️
ススキや、新米の稲、枝つきの栗のイガ、枝付きの柿、紫苑の花など…
社員の皆さまで、ご自宅のお庭や野山で集めて下さったそうです。
※なた豆は、私の室礼のお稽古仲間から頂いたもの。
〜室礼講座風景〜
この花は、紫苑(シオン)です。
今回で、3回目となる室礼講座ですが、
皆さま方も、「しつらう」という事に少しづつ慣れていらしたようです。
楽しそうに盛り物をして、自分の思いを語って下さいました。
〜驚きの月見団子〜
月見団子も先方で用意して頂いたのですが…
なんと、こちらの月見団子はあん入りでした〜❣️
皆さまにお伺いしたところ、この地方ではこのカタチがスタンダードで、
給食にも出るとか…
そして、私が持参した東京風?のお団子は初めてとの事。
私も東京地方と関西地方の月見団子が違うのは、知っていましたが…
各地でお雑煮が違うように、各地で月見団子も違うのですね。
新しい発見でございました〜💡
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