財務会計論 | 高卒サラリーマンが大学教授に!

M1(修士課程1年生)最初の学期に履修した「財務会計論」(みたいな名称の科目).

学部で会計はひととおり学んでいたので,まあ何とかなるだろうと,ちょっと油断して履修したのを覚えています.

 

初回の講義で,いきなり問いかけがありました.

「財務諸表のドコを最初に見るか?」

この問いに,的確に答えられませんでした.

「ドコって,ドコよ?」

 

税理士でもあるI先生いわく,「◎◎」(勘定科目名)を見て,その企業の税理士顧問を引き受けるかどうか決めるとのこと.

なるほど!

そりゃそうだ!

理にかなってる!

 

そんな見方で財務諸表を見たことがなかったので,まさに目から鱗が落ちる思いでした.

 

これと同じ問いかけが,博士後期課程での副査の教授から問われるとは,この時は思ってもいませんでした.

(この時はとうぜんながらバチッと答えられて,さらにそれがその教授の研究分野ど真ん中だったので,ビックリされました)

 

グループワークで財務諸表分析を行うことになり,その時点で既に修士論文の題材企業を決めていた私は,グループメンバーに「ラーメン業界3社の分析をやりたい」と提案し,「それ,おもしろいね!」と言ってもらえました.

幸楽苑,ハイデイ日高,丸千代山岡家の3社の財務諸表をEDINETで5年分入手して,すべてExcelに手入力して,分析の関数を組み込んで,グラフにして,,,.

学部の卒論でやったことを思いっきり活用して,比較しました.

 

成績票が届いたとき,この科目が「S」になっているのを見て,「やったねっ♪」って思ったのを覚えています.