今朝の新聞でご覧になった方も多いのでは
能登半島の震災被害の後、私たちの住む房総半島でも
対岸の火事では済まされないと危機感を抱く住民の
皆さんも多いと思います。
特に房総半島南部では令和元年台風被害の記憶も
新しいところ。市内山間部で孤立した集落が何か所も
ありました。
元旦の能登半島震災報道以来、私も対策の重要性を
様々な角度から指摘してきましたが、今回、県の
危機管理政策課が県内調査を行い新聞報道となりました。
残念ながら災害時に孤立する恐れのある集落は富津市が
最多で84か所。次が君津市で72か所。これは山間部
にある農業集落と海岸部にある漁業集落の合計数。
各市町村とも同じ基準で調査をした結果です。
もう少し詳しい資料が下。👇
平成25年度に同様の調査が行われましたが、その時とは
異なり新たに農業地域類型・山間農業地域の集落を対象
としたため可能性のある集落の数が増加しています。
土砂災害による道路の損傷や地盤の液状化、非常電源喪失
などで影響を受ける可能性のある地域が報告され課題を
突きつけられた状況です。
この結果を受けて千葉県では
孤立集落対策への支援・・・2億5,000万円
(自主避難所の整備・コンテナハウス、ユニットハウスの
購入・備蓄品の整備・ドローンの操作技能習得のための
研修費)を1集落当り100万円を上限に補助(新規)
県管理の緊急輸送道路の法面緊急点検・・・5千万円
(約90か所 新技術三次元データ等を駆使 下図参照)
を6月の補正予算で議案提出する見込みです。
「半島の脆弱性」を軽減する取り組みを
一刻も早く進めるべきだと同意します。