日中フットボールサミットへ、パネリストとして出席。

突然の依頼だったが、おもしろそうだったので参加してきた。

代表戦で日本と中国が対戦するので、それに合わせて開催されたが、中国のサッカー発展への取り組みも知ることができたし、直接中国の関係者の話を聞くことができた。

中国政府の取り組みから、アリババスポーツのスポーツビジネス戦略に居たるまで、中国の本気を感じたし、真剣に日本の脅威となる日はちかいなあと実感させてもらった。

 

私から話したのは、以下の通り。

「Jリーグは、90年代の創設期に、世界のトップクラスの選手達をお金をかけて呼んだ。直接的な集客にももちろん貢献してくれたが、なにより彼らが日本のサッカーにもたらしてくれたのは、プロフェッショナリズムだったり、サッカーの戦い方だったりという選手として必要なメンタリティーや姿勢、チームとして必要なプロとしてのあり方、クラブとしての地域でのあり方等だった。

言葉を変えると、彼らはサッカーを文化として根付かせる為の宣教師だったと言える。

その文化が、いまでもクラブにも、チームにも、選手達の心にも刻み込まれている。

ジーコ

ドゥンガ

ストイコビッチ

ブッフバルト

リトバルスキ

スキラッチ

ウーベ・バイン

等等

加えて、今の中国との大きな違いは、こうして来てくれたトップレベルの外国人選手達が、クラブや地域、そして日本のサッカーを愛してくれて、選手として終わった後も交流をもったり、監督として帰ってきてくれたりしているということ。

 

中国スーパーリーグでは、例えば、テベス選手には40億円費やしたと言われている。その値段の高い安いは別の議論だが。

そういった選手達が、中国ローカルの選手やチーム・クラブに自分が居なくなったあとにも残る文化を植え付けてくれるとすれば、決して高いとは言えないかも知れない。」

 

こんな話しを中国の政府やサッカー関係者にしてきました。

情緒的過ぎるなあとおもいながら、本気でそう思ったので伝えてみました。

 

SHCも、第5期、第6期の参加者を募集しています。

中国からも参加すればいいのに。

 

追伸

交流タイムでは、元ガンバ大阪の賈秀全氏と2ショット写真。「日本語少し話せます」って、会話できた。