子どもの限界

 

スノーキャンプ(2017年2月15日~17日 2~3歳児対象キャンプ)に帯同しました。

3〜4歳児が2泊も親元を離れ、そして、雪遊び&スキーを体験するキャンプです。

今回は、さいたま与野園・よこはま中川園との合同キャンプでした。

 

1日目の朝のバスから大泣きする子

手袋がうまくはまらずに、大泣きする子

なんだかわからないけど、寂しくなって泣く子

原因がわからないが(すみません、私にはわからなかった)ずっと泣いている子

そんな子達を世話しながら、なんでこのスノーキャンプに連れてきたのかなあと考えてました。

 

感心するのは、そうして泣いていても、すぐにそんなことがなかったかのように他のことに夢中になったり、満面の笑みを見せてくれることでした。

 

そして、さらに感動したのは、3日目の午前中。

ちょっとした雪で覆われた丘を登ってみました。(私はBoot Camp と名付けました。)

大人でも膝まで埋まるような雪の深さです。ブーツが雪の中に埋もれて脱げてしまったり、ブーツの中に雪が入ってしまったり、様々な困難がありましたが、ほぼみんなが登り切ったのです。

途中、弱音を吐く子もいましたが、自分の足で、立派に登ってくれました。

正直、大人でも大変だし、周りで見ている人たちも、感心して見つめていました。

 

確かに少し危なさはあるかも知れない。

丘を見上げただけで「無理だ」と大人も思うかも知れない。

でも、こども達は機会(チャンス)を与え、少し勇気づけをして上げるだけで、りっぱにやりきりますし、その後の彼らの表情は何とも言えないものでした。

 

まだ、スキーということほどのものができないこの年代をスノーキャンプへ連れてきた価値が大きくあったなと実感した瞬間でした。

子どもの限界は大人が決めつけるモノではないと、改めて実感したキャンプでした。

 

追伸

今回のキャンプ、スタッフのみんなが本当にがんばってくれました。

小さなこども達を雪の中で引率し、楽しませ、様々な体験をしてもらい、そして安全に過ごすことは本当に大変な仕事でした。(正直、私はこの3日間で選手時代のシーズンインキャンプで感じた体の疲労と痛みを久しぶりに感じておりました)

自分の子どもですら、ずっと大泣きされると嫌になることが多々ありますが、我がスタッフ達は笑顔を欠かさずに、我慢強くこども達の世話をしています。改めて、感謝ですし、こちらについても感心させられました。

スタッフのみんなも、お疲れ様!!!