授業のために、プロフェッショナルとアマチュアについて調べたりしたことがある。

もともとの由来はどうあれ、サッカーがプロ化して20年、プロフェッショナルの真義があらためて問われているのではないかと思う。
ヨーロッパサッカーと違い、日本のサッカーは環境作りから始まり、チームや選手、監督もプロ化されてきた。

プロなんだから、立派なスタジアムと沢山の観客を!
プロなんだから、沢山の報酬を!
プロなんだから、高級車!
プロなんだから、代理人!
プロなんだから、責任を持て!

まだまだ、プロという言葉が何かのいいわけに使われていることが多いのでは?

現フロンターレ監督の風間八宏さんが、今年のJリーグ新人研修で新人選手へむけて言っていた。
「プロ契約したからプロサッカー選手になるのではなく、本当の意味で観客から、チームメイトから、チームから求められる選手になって初めてプロサッカー選手になったと言える。早く本当のプロサッカー選手になってほしい!」(言葉使いや言い回しは違ったが、こういった意味のことを言われていた)

プロフェッショナルとは、そういうことだと思う。
誰にも負けない努力をして、誰にも負けない何かを持ち、求められる場所がある。
サッカーだけにかかわらず、どんな仕事でも職業でも同じことなのだろう。
今、自分は自分の仕事で本当のプロフェッショナルかを考える。

そして、この季節、サッカー界では契約更改の通知が始まる。
毎年いやな季節だ。
久しぶりの旧友から電話がなると、「もしかして、、」と思ってしまう。

プロフェッショナルという制度にまだまだあえいでいるサッカー界があることも事実。
改めてプロフェッショナルとは何かを考えさせられる。