都内で運営している外国人向けサッカー教室での出来事。

基本的に外国人がメンバーだが、4歳の日本人の男の子が入った。
4~5歳クラスなので、問題ないが、周りの子供に比べて少し言葉が心許なく、また、運動に関してもサッカーをするというよりも、もっとたくさん走って、歩いてということをしてほしいという感想だった。(基本的に指導は英語)
クラス中も、すぐに寝転んでしまったり。当然、コーチの言うことを聞くというよりも、うろうろしてはごろんと横になり、の繰り返し。

1日目がそんな感じだったので、もう来ないかなと思っていたら、昨日も参加してくれた。
2回目となった昨日はこちらからもたくさん声をかけて、「今日は座ったり寝転んだりしないで、がんばって遊ぼう」とひっきりなしに声をかけ、座り込んだり寝転んだりしたら、すぐに声をかけてとにかく運動させた。
そうしたら、1日目よりもたくさん声を出して、叫んで、走り回って、非常に楽しそうだった。もちろん、サッカーのレベルまではまだ行っていないが、みんなと一緒のことをしたいという意思表示はするし、とにかくわいわいやっている雰囲気の中で自分が走ったりボールを触ることが楽しそうだった。
1日目から、飛躍的な進歩だと思い、本当にうれしかった。こういう状況だったら、少しやれば、すぐにサッカーをプレーするようになるのではと期待がもてた。

しかし、クラスが終わった後、お母さんと話をしたが、「まだまだサッカーをするような状況じゃないですよね」といわれた。「先週よりも格段に楽しんでましたよ。声もたくさんでているし」と話したものの、「周りの子供に比べたらサッカーできてないですよね」とのこと。

この日のように、子供ががんばって遊んで、走り回ったのだから、お母さんからも、「よくやったね。がんばってたね。」とほめてあげてほしいと思ったのだが。
すごくショックだった。それ以上に何を求めるのか。

お母さんも苦しんでいるようだったので、落ち着いて話をしたいと思ったが、それも余計なお節介になるのだろうな。