残念な映像が仲間から回ってきた。
自分自身は試合が終了して、テレビを消したので知らなかったが。

選手として引退した後に、どうしたらサッカー選手の社会における地位がもっと上がるのかを考えている。
マーケットを広げて、もっと年俸がもらえるようにすることが必要だと思う。
しかし、個々の選手達がもっと人間として自分を高めていく努力が絶対に必要だ。
ただ、サッカー選手としてだけでなく、人間として。
中田選手や小野伸二・中村俊輔選手達は、そういった点でも尊敬できる人物だけに、やはり世界でも活躍出来ているのだと思う。

責任は、日本のサッカー界を取り巻く環境にもある。
日本でのサッカー選手は周りが何でも手とり足取りやってくれるために、選手は勘違いしがちだし、自分では何もしなくてもサッカーだけに集中していれば良い環境がある。プロとして当たり前かといわれれば、そうではないと思う。
”プロ”だからこそ、自分でやらなければならないこともたくさんあるし、社会における”責任”も大きくなる。

私の友人でもあるイギリス人の代理人が奇しくもこう漏らしていた。
「日本人のサッカー選手は、大したレベルの選手じゃなくても、学生の選手でも、周りにいる人間が何でもやってくれると思っている。わがままで子供だ!」と。
100%認めるつもりはないが、急速にプロ化がすすんだ影響があるのかもしれないと思う。

日本サッカー界全体として、真摯にこうした状況を捉えたい。
そして、みんなで考えたい。