こうしてニートから年収1000万になりました。 | 起業家スピリット

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起業歴11年開業10周年を迎えるいち起業家のリアリティショー

ドラッグ漬けのニート生活が2年ほど続いていたある日のこと。
当時流行していた合法ハーブで頭がヘロヘロだったのでしょう。正露丸だったか、風邪グスリだったか、記憶は定かではないけれど市販のクスリを飲んでいたことを忘れたまま、ウイスキーを飲んでしまった夜のことでした。
胸のあたりから沸き上がる鼓動が激しくなり、心臓が破裂しそうな勢いで目まぐるしく動き始め、胸の鼓動に意識と全身が支配されるような苦しみに襲われ、生まれて初めて「死ぬかもしれない」という言葉が頭をよぎりました。
あまりの苦しみに、死にたくないとか、人生を振り返って後悔するとか、そんな余裕はまったくなく、ただただ胸の激痛と鼓動に全身が揺さぶられ苦しみ悶えていました。
きっと意識を失ったのでしょう。ぼくは変わった夢を見ました。
宇宙にぽっかりと浮かんだ地球に向かって、仏様が座禅を組み両手を合わせ、合掌していました。その仏様の身体は地球より少し大きく、地球に寄り添うようにして宙に浮いていました。少し光り輝いているようにも見えた仏様の顔は優しさと慈愛に満ちていました。
なんて美しい光景だろう、と僕はその地球と仏様の姿に見入っていました。するとまもなく地球と仏様の形が崩れ、窓の外に干してあったタオルに溶けていき、同時にゆっくりと意識が回復していきました。
「夢………?」
その映像が頭に残ったまま、何も考えることができず、胸の痛みと鼓動が嘘のように消えていたことだけがハッキリとわかりました。
その直後、「このままじゃダメだ!!」という強い意志がどこからともなく現れ、ぼくは人生の再スタートを切ったのでした。




つづく。かも?