お風呂上がりの息子がリビングに入ってきました。
背中がビショビショのまま服を着ようとしていたので、
「背中ぬれてるからふきや〜」
と私が言ったら、息子が一言、
「もうふいたわボケェ！！」
(え？w)
普段そんな口は聞かないので突然の暴言に
激しく動揺しました。
冷静に、落ち着いて、反論しました。
「父ちゃんに言ったん？」
すると、恐竜のおもちゃを指差しながら
「ちゃうで〜、スピノ（サウルス）に言ったんやで〜」
（ん…？まーえーか）
「とにかく体拭いてクリームぬりや〜」
「もうぬったわボゲェ！」
（んん？w）
「父ちゃんに言うてるんか？」
「ちゃうで〜、スピノ（サウルス）に言ったんやで〜」
（う〜ん、完全になめられてる?）
そこに母ちゃん登場。
父ちゃん「おうちゃん(息子)、母ちゃんに同じこと言うてみぃ」
一瞬ドキッとする息子。
何も知らない母ちゃん「おうちゃん、クリームぬった？」
おうちゃん「ううん」←めちゃくちゃ素直
母ちゃん「ぬりや？」
おうちゃん「うん！」←またまた素直
そしてザマーミロと言わんばかりの憎たらしい顔で私を一瞥しました。
………。
あまりのショックに気が動転した私は
叱ったほうがいいのか一瞬悩みましたが、
息子を無視することにしました。
だってね、
私はめちゃくちゃ傷ついたんですよ。
悲しすぎて涙目になったんですよw
その思いをうまく伝えられなかったので、
静かに悲しみを味わっていました。
悲しみながら無視を決め込んでいたら、
異変に気づいた妻が息子を説得して謝るように促しました。
しぶしぶ謝ってきた息子を、
私は無視し続けました。
1時間後、息子がソファでしくしく泣き始めました。
ちょっと落ち着いてから、息子がちゃんと謝ってきたので、
「謝ったらいいってもんちゃうで。父ちゃん、もうおうちゃんの友達ちゃうからな」
と、言ってやりました。
するとまたしくしく泣き始めましたが、
数分後、立ち直ってYouTubeを見始めましたw
翌朝、何事もなかったように仲直りしました。
「あなたのせいで私は傷ついたんだよ。
だから同じようなことをしてほしくない」
その気持ちを素直に相手に伝える。
我が子やパートナーに対して怒りやイライラの感情がわいたときは、
あなたの心にイライラの原因を作る別の感情が沸き起こってることが多い。
私の場合は"悲しい"とか"寂しい"。
それがイライラという仮面をかぶって現れる。
子供にイライラしたときは、
自分の本音に耳をすませてみてね。