こんにちは。
『ワルボロ』やら『クローズ』やらヤンキー漫画がバンバン映画化がされていますね。
実はワタクシ、ヤンキー漫画が結構、というか大好き。
全然ヤンキーでもなんでもなかったのですが、ある意味スポーツ漫画より青春を感じるのは私だけでしょうか?
そんな映画化ブームに便乗してもっとも映画化して欲しいヤンキー漫画は
『特攻の拓』
これ特攻とかいて『ぶっこみ』って読みます。
ちなみにこの漫画で一番ぶっとんでるキャラクター(ほぼ全員ぶっとんでいるが)である武丸さんは竹内力さんでよろしくお願いします。
改めましてたーぼんです。
実は今までのは前振りでこれからが本番。
ではグランドオープン一発目のオススメはこちらの本。
著者 水野敬也
概要
平凡でまさに普通なサラリーマンの若者の家に、ある日突然現れた、像の頭に人間の体をもったインドの神様・ガネーシャ。
関西弁をしゃべるこの一風変わった神様が与える課題をこなし、対話を進めるうちに、主人公は成功への道をすすんでいく。
いわゆる自己啓発本です。
紹介しといてなんですが、私は自己啓発の本に対して、否定的というか、うさんくさい気持ちしか持ち合わせていないんです。
しかしこの本にはそのうさんくささが全くなく、むしろ愛着を持ってしまうぐらいに、そこらの自己啓発の本とは異なる感触を抱きました。
ガネーシャが繰り出す行動や会話がずば抜けて笑えるのもその要因の一つでありますが、決定的に異なるのは巷にあふれる自己啓発本を読んでも成功しない、ということを優しく、そして的確に明言していること。
自己啓発本を読んだだけで凄まじく自分が生まれ変わったと思う人間は恐らく成功しないと。
こうズバリとこの本は伝えているんですよ。
そしてこの本の中で出される課題というものは地味で、当たり前すぎる日々の行動の積み重ねの数々。
『成功の特効薬』などはありませぬ。
成功というよりもむしろ充実という言葉が当てはまるように感じました。
この本読んで一番感じたのは多くの自己啓発本の著者は読み手が成功して欲しいなんて心底思ってないだろうってこと。
だけれども、この作者からは真心的な愛を感じます。
上からでも下からでもなく隣で見てくれてる感じ。
マザーな感じ。
おかんな感じ。
つまりは琴欧州ばりの懐の深さ。
大切な一冊になりますよ。
ぜひ一読ください。
ちなみにこの作者、『ウケる技術』という本も書いてますがこれもまたサイコーです。
またサイゾーという雑誌で水野愛也という別名義で『メガンテ恋愛塾』というコーナー持ってます。
どちらもかなりぶっこんでるんで是非一読。
ではまた次回。