きのうのつづきです。
晴れ晴れ句会 第六十二回 平成二十五年二月二十三日(土) 於東京・根津「晴れ晴れ家」
鴻池選、
白湯ごくりへそまで温し霜の朝 千晶
・・・ひとめみて、「刑務所」が浮かんできました。
食事に白湯が出ると本で読んだことがあるのです。
いまもそうなのかな?
作者が白湯にありがたみを感じているのか、どうか、
そこまでは描かれていないけれど、とりあえず温まった感じが伝わってきます。
「ごくり」で「ぬくし」、ぶっきらぼうで研ぎ澄ましたような語感が好きです。
作者女性とは思いませんでした。
淡雪やかすかに息をしたやうな 里香
先日、晴れ晴れ句会をはじめた石川さんが亡くなって、みんなで追悼句をつくったりしていて、
ついつい気持ちがそっちへ行ってしまうのでしょうか。
「淡雪がかすかに息をした」のか、
または「その場にいるだれか(なにか)が息をしたのか」
はたまた、
自分の奥底の気持ちがかすかに目を覚ましたのか、
そんな、まさに淡い、せつなさを感じました!
さすが里香さん!
石川さんを追悼したみんなの句はこちらです。
http://harebare-kukai.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-7869.html