人も物も生かしてこそ冴える味 | 対馬シーロード

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国境の島:長崎県対馬市から発信。
朝鮮通信史絵巻の人形300体を制作中。
















     

退職した女性従業員から

「正月のお餅ですよ。」

私が忙しいのを知ってるから

気を利かせて差し入れてくれました。

 

つきたての餅、まるでお豆腐に触れるみたいに。。。。

触ると形がくずれそう。

 

仕事には厳しいところがある、私に付いて

私の苦情を言ったりすることは無く

思えば人に恵まれる徳を私は感じます。

私は素性の良い人との出会いに恵まれていました。

 

年末になると取引先が暮の挨拶に来ます。

本日、佐世保から来られた営業の責任者が

「これ、覚えてありますか」

と手製の皮袋をカバンから出されました。

私は少し照れ笑いしながら、

「これは順風作の皮袋ですね。

そうです。

もう、30年も、前の作品です。

とても使いやすくて、便利です。今も使っています。」

使い古した皮は柔らかく、良いところをとって

小物を作るのが好きなのです。

 

人も物も生かしてこそ冴える味

インチキ作家順風の好きな言葉です。

周りにありがとうございますと

言えて

私の周りのお人方からも

「いつまでもお元気でいてください。」

と。

私は周りから生かされています。