祖母との会話 | 対馬シーロード

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国境の島:長崎県対馬市から発信。
朝鮮通信史絵巻の人形300体を制作中。
















     


朝夕が涼しくなりました。



今年の夏の対馬は雨が降りませんでした。でも草は元気です。

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お盆前に草取りしていましたが、また草が生えてきました。

一本,ぬき始めると とうとう素手のままで草ぬきです。

手細工するので手の怪我をしないように、気をつけていましたが夢中で

爪もどろだらけです。



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抜いた草の中にこの花が混じっていました。

名前は解りませんが、愛らしので花瓶に活けました。

用事があり草取りどころではありませんでしたが、

ふと祖母の声が聞こえるのです。


       祖母との会話


         

私の祖母は明治生まれのとても厳しい人でした。

9歳くらいの私に祖母が言うのです。

「人の心をよみなさい。」

子供心に人の心の中には辞典があると信じました。

どうして人の心の中に本があるのですか?

姿が見えないものは読めません。

しつこく説明をせまります。

私は納得するまで質問責めをする子でした。

そんな私に祖母が言うのです。

「納得いくまで尋ねることは、いいことだが、素直にそうなのだと思う

こころが もっと大切だ」。


1 洗濯ものは朝日があがる前に干すこと

2 屋敷を草だらけにする人は下(げ)

3 女は言われたことを素直にはいと言う事

4 腹をたてれば損をする

5 人にはほどこせ

まだまだ たくさんありました。

子供にはこんなことはまだ理解できませんでした。

今 祖母の年になって分かります。

ですから草を取らないと、人間の下のような気がするのですが。。。。

とってもとっても生えてくる草を、取り続けるのもどうかと思う私は。。。

人間の下でしょうか。


8月23日追伸

花の名前 ヘクソカズラ