つしまの大敷網
対馬の沿岸沿いに定置網といって海に網を入れ 翌朝引き揚げに行くと
魚が網にかかる漁の方法があります。1月7日の写真です。
対馬東沿岸中部でも6か所ほどそんな漁場があります。

ここは峰町佐賀の峰町東部漁協です.朝の8時ごろの様子です。
船の中に水槽があり ダンブリと呼ばれるもので 魚やいかを氷水を入れて
鮮度を保ちます。

漁場で網からあげたイカをこの中にいったん入れて、港に入ります。

大きなタブと言う道具を使って陸に、あげます。

タブの上はクレーンで吊っています。

陸にあげたものを、人の手により、ブリキのトロ箱に数を数えて入れます。

30分ほどしてまた別の漁師の船が入って来ました。

この漁師組は先ほどの漁師組とは違って、船の上の四角い大きい箱に
イカを漁場から入れてきました。この一つの箱に約2000匹のイカが
入っています。

クレーン付きの漁船より陸に、イカをあげます。

イカが生きているのでまだ海の中のように、身が透明です。
この漁師組はイカをハッポウのケースに氷を敷いて並べました。
これは福岡の魚市場に出されセリにかかります。
始めの漁師組のブリキのケースに入った物は、いったん冷凍して
するめの加工用として冷凍庫に保管されます。
この日の漁が合わせて10万匹。その前の日も8万匹。
そして8日も大漁で一か所に7万くらい入ると、網を巻き上げることが
出来ずに網のイカは網から海に逃がして、網の底のイカはどうしょうも
ないので網の底を切ってイカを出すそうです。
そうなると翌日は操業できません.昨日は網の修理をすると言うことでした
本当は漁場で網の中のイカを撮影したいのですが、漁時期は女が船に乗って
はいけない しきたりがあります。
漁の神様は女なので やきもちを焼くそうです。(嫉妬する)
と言うことで漁場までは撮影できませんでした。