阿蘇山(05月15日~05月24日15時00分まで) | 時代おくれの男

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人知れず咲いて 人知れず散っていく

県名…熊本県
火山…阿蘇山
火口…中岳第一火口
経度…北緯 32度53.06分
緯度…東経131度06.23分
標高…1592m(高岳…三角点)
標高…1300m(中岳第一火口)
管轄…福岡管区気象台

規制…火口周辺警報【噴火警戒レベル2(火口周辺規制)】

 

【火山レベルの理由】

阿蘇山では火山性微動の振幅は小さな状態で経過していましたが05月15日06時過ぎから中岳西山腹観測点南北道成分の1分間平均振幅がやや大きくなり、05月15日08時頃から1.5マイクロメートル毎秒を超えてやや大きい状態で経過しているため2024年(令和 6年) 5月15日10時30分に噴火警戒レベルを引き上げました。

【防災上の警戒事項】

中岳第一火口から1kmの範囲では噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石および火砕流に警戒して下さい。風下側では火山灰だけではなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意して下さい。また火山ガスに注意して下さい。地元自治体の指示に従って危険な地域には立ち入らないで下さい。

【前回までの火山活動】
2024年05月15日10時30分のブログで確認して下さい。

【火山の状況に関する解説情報】

(05月15日11時25分に発表) 第  21号

阿蘇山では火山性微動の振幅は小さな状態で経過していましたが05月15日06時過ぎから中岳西山腹観測点南北道成分の1分間平均振幅がやや大きくなり、05月15日08時頃から1.5マイクロメートル毎秒を超えてやや大きい状態で経過しています。05月09日に実施した現地調査では火山ガスの放出量は1日あたり1600トンとやや多い状態です。噴煙の状況や地殻変動の状況に特段の変化はありません。


(05月15日16時30分に発表) 第  22号

阿蘇山では火山性微動が05月15日06時過ぎから中岳西山腹観測点南北道成分の1分間平均振幅がやや大きくなりましたが05月15日11時過ぎから小さくなっています。05月15日に実施した現地調査では火山ガスの放出量は1日あたり800トン(前回は05月09日の1600トン)と少ない状態でした。噴煙の状況や地殻変動の状況に特段の変化はありません。


(05月16日16時00分に発表) 第  23号

阿蘇山では火山性微動が05月15日06時過ぎからやや大きくなり、その後は増減を繰り返しながら05月16日07時過ぎから小さくなっています。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。中岳第一火口では白色の噴煙が最高で火口縁上300mまで上がりました。地殻変動の状況に特段の変化はありません。


(05月17日16時00分に発表) 第  24号

阿蘇山では火山性微動が05月15日06時過ぎからやや大きくなり、その後は増減を繰り返しながら05月16日07時過ぎから小さくなっています。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。中岳第一火口では白色の噴煙が最高で火口縁上100mまで上がりました。05月17日に実施した現地調査では火山ガスの放出量は1日あたり500トン(前回は05月15日の500トン)と少ない状態でした。


(05月17日~05月24日15時00分まで) 第  25号

阿蘇山では火山性微動が05月15日に増大しましたが05月17日以降は小さくなっています。中岳第一火口では白色の噴煙が最高で火口縁上800mまで上がりました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。