仕事の帰りに、アリストを引き取りに中古車屋へ。
レガシィに積んであった荷物を、全てアリストへ
移した。今夜で本当にお別れ。
我々夫婦は7年の間にいろんな出来事をこの車と
共有した。楽しいことも悲しいことも。
家族と同じだ。
だから当然名前もあった。「ガー」。
例えば長いドライヴを終えると、ボンネットをこんこんと
馬鹿みたいでしょう。でも我々の間には親密な空気が
確実に存在していた。
「ガー」の下取り価格は3万円だった。
でも、たくさんの思い出は「priceless」。
もし市場に出たら、よいオーナーと巡り会って
残りの車生を全うしてほしい。まだまだ走れる。
さよなら、ガー。
*
「これいい車ね」と少しあとでユキは言った。「なんて言うの?」
「スバル」と僕は言った。「中古の古い型のスバル。わざわざ
口に出して褒めてくれる人は世間にあまりいないけど」
-- 『ダンス・ダンス・ダンス』
村上春樹さんは床屋(最近は美容院かも)を
長年変えないことで知られているが、
私も21年同じ美容師さんにお願いしている。
私が18歳で上京し、たまたま下宿先の近所に
あった店に入ったのが縁だ。
当時は20代後半だった彼はやがてその店の店長を
任されるようになり、数年後には独立して自分の城を
持った。
板橋区の自宅周辺で4度移転をしたが、店はそのたびに
少しずつ大きくなった。
*
私は転職して火曜日が休みになった。
彼の店も火曜定休。
今回は駅前の安い店で丸坊主にするか(元々が
ベリーショートなのです)と考えていたら、
月曜日に彼から携帯電話に連絡があった。
「仕事終わったらおいでよ。店開けとくから」。
そんなわけで、数人の若いスタッフがマネキンを
使ってカットの練習をしている脇で、私も髪を
切ってもらった。
福岡出身の彼は、2年前に美容院の地下に
こぢんまりとした居酒屋を開いた。
美味い焼酎と料理が出てくる。九州の珍味も
味わえる。
少ない休みを使い、彼が九州各地を歩いて
醸造所と契約を交わしているようだ。
もちろんこの夜は髪を切ったあとで居酒屋にも
立ち寄った。生ビールを2杯と芋焼酎(「蘭」。私は
この銘柄が大好きなのです)のロックを1杯。
肴は明太子と焼き茄子で。
小確幸な夜でした。
この週末は一戸建てのオープンハウスを担当しました。
他社さんの物件の営業を引き受けたものです。
2棟現場のうちの1棟で、もう3年ほど売れ残っています。
駅から徒歩5分だし、造りもしっかりしています。
そのぶん、価格がちょっとお高め。
商店街やスーパーの前でチラシを配ったり呼び込みをしたり。
前の晩に駅からちょっと離れたマンションにチラシを撒いても
おきましたが、殆ど効果はないようです。
ご近所の方々は新人の私よりも物件についてよくご存知で、
「お。いくらに下がったの?」
「3,000万台だったらホント、考えるんだけど」
などと言っています。
とにかく暑くて、ペットボトルでお茶を何本飲んだことか。
夕方、帰社後に少しぼおっとしてしまいました。
「冷えぴた」を首筋に貼ったら、なんと気持ちの良いこと!
写真は物件の隣の駐車場に棲みついている野良猫の母子。
近づくと母猫が一生懸命に威嚇してきます。
仔猫は片目がふさがっていてしまっていて、ちょっとかわいそう。
強く生きるのだぞ。
*
6月26日は、私の39回目の誕生日でございました。
22時ごろに帰宅すると、女房が、好物のカレーを作って
待っていてくれました。
